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『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』から学んだ、自然界のコミュニティそして先祖の思い。

姉妹は妖怪大好き。

小1長女は、中でも目玉おやじが大好き!
「目玉おやじをお世話したーい」と言うが、ペットではありません。

6歳次女は猫娘が好き!
時々、爪をたて「シャー!」と父親を引っ掻く。
「痛たたたー」(泣)

目玉おやじが好きなら、どのように目玉おやじになったのか観にいこう。

映画館に行って『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を子供達と一緒に観た。

幽霊、妖怪、自然の中に元々住み着いていた目に見えない存在。

若き目玉おやじが言っていた。

印象的な一言。

「両目で見ると見えすぎる。だから片目で見るのがちょうどいい」

見るな感じろ!
と言っているようだった。
そこに見えざるもの姿がある。

僕は田舎育ちで、川が流れ、山があり、草木が生い茂り、田んぼや水路には小動物や昆虫がいた。

植物同士は互いにコミュニケーションを取り合っている話を聞いたことがある。
(以下、NHKが分かりやすくまとめていました。)

自然の中に、囲まれると言うことは、植物達が連絡を取り合っている中に僕がいる。

植物にとって僕と言う人間もその情報の一つになっている。

そう考えると自然を感じると言うことは、動植物間同士のコミュニティに自分が入れると言うこと。

そのコミュニケーションを知らず知らずのうちに僕も感じていると言うこと。

今は、田舎というより、都会に住んでいる。

都会にも、もちろん公園があり、道路の脇には街路樹が立ち並ぶ。

しかし、無機質なビルやマンション、商業施設の方が圧倒的に多い。

この中では、自然を感じる動植物間のコミュニティは成り立たない。

人間は自然環境のコミュニティを退け無機質にしてしまった。

そして、妖怪たちを追いやってしまった。

映画を観ながら思った。

人間のエゴや恨み、戦争、元々持つ人間の性質。

人間は幽霊が怖い、幽霊はまた人間が怖い。

区別すると歪みができ、理解できないものは怖い。

しかし、幽霊を理解している登場人物は幽霊は怖くない。

恐怖とは理解できないものである。

理解すれば、きっと怖くない。

しかし、理解できないものもある。
そうか、感じることが大事か。

幽霊も妖怪、人間も元々は自然環境のコミュニティにいた。

もしかしたら縄文時代とかなら、お互いが平和に暮らせていたのかもしれない。

確かに、出土した縄文土器ほどクリエイティブな創造物は他にないと思う。

大自然の中で動植物のコミュニティの中で受け取った情報を知らず知らずの内に縄文土器として、一つの形にしているのであれば、それは興味深い。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/縄文土器

弥生時代に稲作が日本に広まり人間が環境をコントロールし出して、より効率を発揮しないといけない時代。

目の前の作業に目を奪われてしまった人間が生み出すものは土器を思い出すと分かりやすい。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/弥生土器

弥生時代の土器ほど簡素な器はない。縄文土器と比べると人間のクリエイティブさも微塵もない気がする。

自然環境の中にいても作業が増えると自然からの情報を感じ取れず、それが人間本来のクリエイティブな発想にも影響を与えてしまうのかもしれない。

確かに、都会から田舎に帰った時に感じること。

時間の流れがゆったりとする。

これは僕だけでなく、奥さんも言っていた。

やはり、無機質さと本来の自然環境との差なのか、人間の時間感覚に自然のコミュニティが身体に作用しているのか。

それは感じているだけで分からない。

そして、若き日の目玉おやじが先祖代々受け継がれた腕輪、先祖を大切にしないといけない。

そう感じた。

先祖から引き継がれたものは未来の鬼太郎に継がれるもの。

先祖の思いは現生においても反映するのかもしれない。

やはり、お墓参りは重要か。

映画が終わり車での帰宅中。

子供たちに「映画どうだった?」と聞くと、

「怖かった! 夜寝れない! 夢に出てくる!」
と言っていた。

「もしかしたら人間が一番怖いかもね。人間の欲が怨念となるのが一番怖いよ~」

「怖いぃ!」

ふと、目玉おやじの若き頃につけていた先祖の腕輪を思い出した。

僕の96歳のお婆ちゃん!

次女が生まれてから施設に入り、まだあっていないのだ。

6歳次女に「会いに行ってみようか?」
と話した。

「いや、いいもん、合わなくていい」と6歳次女。

「本間にいいんやな。いざって時に守ってもらえないで。いいんやな?」

「1人でいいもーんだ。」

理解はできないか、それなら感じてもらおう。

「それでは、連れていきまーす!」
と6歳次女に伝えた。

「ええー!」

と次女の声を乗せ車が自宅に到着。

今年は改めて自然環境と動植物、人間との関係、そして、都会と田舎、その過去と未来も実際に感じとりながら、子供達と一緒に理解し学んでいきたい。

そう思いました。

長々と読んで頂きありがとうございました。

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