見出し画像

ケアラーのハッピーを受け取る体づくり

ケアラーケア・セラピストのTOMOKOです。現在は、理学療法士をしながらケアラーや今後親の介護に不安をもっている方々にむけ、介護に対する意識改革とボディセラピーを発信しています。

私の信念は、自分の内側で起きていることが現実世界に反映されている。
だから、自分の世界をハッピーにする事が目の前の要介護者もより良くなる。
読んだ方の気持ちと体が軽くなって頂けたら嬉しいです❤

今日は月曜日~。休み明けのクリニックの午前中は忙しいですね~。
でもリハビリは予約なのでリハビリする人数に変わりはないですけどね(笑)

さて、今日はまたもや患者さんとのやり取りと自分の経験から感じた事を書いてみますね。

題名に『ハッピーを受け取る体づくり』と書きました。仕事と介護とそんな余裕ないわい!そんな事よりもっと具体的に介護が楽になる方法とか知りたいよ!という声が聞こえてきそうですが・・(#^.^#)

幸せ、ってお金が入るとか、介護が楽になって一人の時間が増えるとか、結婚する、とか大きな事ではなく、たとえ目の前に認知症や病気などで悲しげで、しんどそうな家族がいたとしても、自分がご飯を食べる時、コーヒーを飲むとき、お風呂につかるとき、良い香りのシャンプーで髪を洗うとき、ゆったりとこれらを味わえるか?という事です。

私はいつも、親がこのままだと介護が増えて自分の自由が無くなって、とか、病院勤めの時は、あの患者さんの所に何時までに行って、この患者さんはこのリハビリのあと急変しないか不安だ不安だ不安だ~(笑)・・とご飯の味なんかしてなかったんじゃないか?と思いだされます(遠い目)。
自分の人生置き去り状態でしたね。ケアラーの方って基本的に、責任感が強く、優しく、人の気持ちがわかってしまう方が多いと思います。
それが故に、目の前の人の気持ちを優先してしまう。

この状態の意識と体では介護がない人生だとしても、幸福度というのは味わえないんだと気づいたんです。
なので、今目の前のお食事や人との会話、コーヒーの焙煎の香り、仕事の達成感など全力で感じれる体にする事が、何よりも大事だと思ったんです。それが、俗にいう『今この瞬間を生きる』という事ですかね。

それらを感じる、Feeling!には、内臓や筋肉、皮膚が柔らかくて血流が良くて血色が良くて、関節の可動域があって、筋力が発揮される下半身で・・と。とにかく体幹軸がありながらも四肢の余計な緊張がない状態。
結構患者さんにも細かく質問すると、”感じる” がわからないという方が多い。感じれない体では、自由な時間があったとしてもその自由な時に経験できる、開放感、気持ちが緩んだ状態、人との温かい関わり、綺麗な景色の壮大さを感じられない。つまり、ハッピーな感覚になれない。だから、自由な時間をもったところでハッピーでない。恐ろしや・・・。
なので、ハッピーを受け取れる体にする事が最優先だと提案してま~す。

これは、今目の前に誰がいようが、電車の中でも、歩行中でもできます。
歩行中なら一歩一歩、足底の重量感に意識を向けたり日差しの強さを感じたり・・・。これが体の感覚です。
多忙なケアラーの皆さん、日常の中で数秒でも数分でもよいので、
体の感覚に意識を向けてみて下さい!(^^)!

次回は、感じる心や体の感覚がよくわからない方のために、感じれるようになる具体的なBODYワークを書いてみようと思います!(^^)!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?