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「奇跡の会社」を読んで #01

学生時代に99ドル(1万数千円くらい?)のジーンズが欲しかったらどうやってお金貯めますか?

「ま、どっかの面接受けに行ってバイトしよ。」とか、僕は安易に思っちゃう。
しかし、クリステン・ハディードというアメリカの女子大生は、清掃やっちゃおう!となる。(それには彼女の原体験が関係するのだが)

彼女は、一本のジーンズを買うためにやった清掃の仕事で、起業することを選択し、全米の起業家から注目される起業家になっていく。
そして、クリステンは世界トップ10CEOに選ばれることになる。
クリステンの著書「奇跡の会社」には、彼女がどんなリーダーシップを発揮しながら、魅力的な会社にしたのか?が書かれている。
僕がこの本で感情が揺れたのは、多くの失敗談が書かれていること。
リーダーシップを学ぶビジネス書としても、一人の起業家の成功とその糧となった多くの失敗を見ていく物語としても、とても面白かった!

「奇跡の会社」から学んだこと

まず改めてどんな本をサラッと紹介。

成績優秀な大学生が自宅やオフィスをお掃除します
――世界最悪なビジネスモデルなのに、成功するためのカギは……
顧客を熱狂させる最高の仲間!●世界トップ10CEO(Inc.誌)初の著書!
●「清掃サービス業界のザッポス」とグローバル企業経営者も注目!「なぜ、清掃サービス会社に超優秀な学生が殺到するのか?」
「業界平均の離職率75%なのに、スチューデント・メイドの社員はなぜ辞めないのか」
(Amazon 商品紹介より)

多くの学びや失敗談などに感情移入し、何度も涙腺崩壊しそうになった。
そんな本のなかから、刺さった言葉と学びをまとめる。

「スチューデント・メイドが彼女を必要としているほどには、彼女はスチューデント・メイドを必要とはしていなかった」

こういった一節があった。
会社は軌道に乗り人手が欲しかった状況だったが、ある社員が辞めていくときに、クリステンが感じたこと。

なんかズシーンと重く刺さった。。
メンバーから必要とされるチームって何なんだろう。。
給料を支払い、福利厚生を提供し、適度な休日を与える。
それだけやってても会社は社員からは必要とされないということだ。
そこで働くことが、自分にとってどんな価値があるのか?
所属したいと思える組織なのか?

これらはチームを作っていくうえで、とても大事なことだと思う。
それには、チームのトップが理念やビジョンを打ち出し、それに即したアクションをとっていくことがまずは必要だと思う。
口だけの人や、行動しない人についていこうとは思えないから。

まとめ

十人十色という言葉があるように、人それぞれ価値観やものの考え方は違う。組織とは一つの目的のために集まった集団である。
であるならば、その目的をどう定義するか?がビジョンにあたるのかなあ。
単なる「清掃をするための集団」とするのか、「顧客の課題解決を通じて自立心と自信を養える組織」とするのか。
ビジョンを語る人はとても魅力的であり、共感するポイントが多ければ、付いていきたい!と思わせる。
ビジョンを雄弁に語る人でありたい。


今回は初投稿ということで(笑)、このあたりで締めます。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。感謝です!!



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