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散文集:記憶達「get to know you」

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記憶「get to know you」

学生時代(もうすぐ10年くらい前になる)の友達と最近よく話すようになりました。お互いに当時は少し好きで、最近はもっと落ち着いた感じで改めて好きになり始めているような気がします。ただ地理的な距離が離れていて、会話だけがほぼ毎日の様に積み重ねられていきます。その中で、相手が「僕のことをあまり知らない」と言っていました。まあ最近話すまでに6年くらいの空白があるので、情報量的にはお互いのことを知らないことの方が多いとは思いますが、同時に僕は「知らない」ということは無いのでは無いのかな、と思いました。その時の妙な感覚について時々つらつらと考えていたのですが、多分、相手を知る、というのは、情報的なことだけではなくて、相手といる時や、話している時、相手の行動を見た時に、自分がどう感じるか、を発見する過程なのでは無いのかな、と思います。相手の過去や活動、何をして来たか、というのは常に変化するものだと思います。でも、その相手といる時、相手の話を聞いている時、相手の顔をみている時、自分が感じる感情や心の温度は、学生時代と変わっていない様に思えます。故に僕はその時に、お互いにとって新しい情報を交換することが多い最近でも、「知らない」という思いは抱かなかったのかな、と思います。
でも同時に、遠距離で、1日2時間くらい話す時にくらい、自分の良い面を出す事は容易だと思うので、そういう意味では、やっぱり一緒にいないと得られない情報の方が多いという思いも当然ありますよね。
とりあえず家で模造刀振り回しています。

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