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「もじもじちゃん」と私、共通点から生まれた支援

支援員のともです。
今回は「私」のことについてです。

プレゼン準備に向き合う

生涯学習センターの講座最終回で「プレゼン」
することになりました。

一緒に参加した尊敬するお姉さまと発表する
ことになり、彼女が立派なスライドを作ってくれました。

スライドは尊敬するお姉さま(左)作成

私も自分の担当分のスライドに加えましたが
初めてのプレゼンということで不安でいっぱいでした。

仕事が終わり家に帰り、家事をしていても
食事をしていてもどこか気になって
目の前のことに集中できない状態でした。

準備を進める中で
私は「難しいことはやりたくない、逃げ出したい」
と感じる自分に気づきました。
完璧を目指しがちな自分
プレッシャーに押しつぶされそうになる瞬間もありました。

しかし、そこで大切だと思ったのは
「完璧」を求めず、「自分のできる範囲で最善を尽くすこと」
だと気づいたのです。

凸凹ちゃんが「やりたくない!わかんない!」
と素直に気持ちを表に出す姿を
羨ましく感じることがよくあります。

私はどう相談していいのかもわからず
ただ自分でできる限り頑張りました。

そして、勇気を出してお姉さまに
「こんな感じでどうですか?」と相談しました。
ドキドキしながら返事を待ちましたが
実際にはダメ出しもなく
無事に準備を進めることができました。

緊張の中で迎えた発表当日

発表当日、順番は2番目。
さらに高まる緊張感の中、隣には
頼りになるお姉さまが。
「やるしかない」と心を決め
プレゼンに挑みました。

人前で話すこと苦手でいつも緊張します。
今回はスライドを使った発表。
私にはとても高いハードルに感じました。

しかし、息子が
「堂々と話せばいいんだよ、間違えても誰も気づかないから」
と言ってくれたことを思い出し
自分を奮い立たせました。

終わってみれば、うまくいったんです。
自分の中で確かに経験値が一つ上がったと感じました。

いろんな人の発表を聞いて気づいたことは、
「失敗もヘタもない」ということでした。
「何事も経験し、数をこなして慣れていくこと」
が大事だと学びました。

支援員としての視点と自己発見

帰り道で、以前もらったメッセージを
思い出しました。

「noteを読みました。覚えるのがゆっくりで
わからないって言えない気持ち、私も同じです。
わかってくれる人がいて嬉しい」
という言葉が心に残っています。

じつは私も同じように
「わからない」「困っている」と
言い出せないことがよくあります。

だからこそ、子どもたちと接する際には
「どうすればわかりやすく伝えられるか」
「やりやすいくなるのか」

を常に考えています。

またクラスにいる
困っていたり、わからなくても
言い出せない「もじもじちゃん」
に気づき
そっと声をかけることができるのは
私自身がそういう性格だからです。

「どうしたの?困ってる?」と
答えやすい質問を投げかけ
自分から言い出せるようになるまでサポートする。
それも私の役割だと感じています。

自分にできるサポートを再確認

ただし、大きくなるといろんな経験を通して
「こんなこと聞いたら恥ずかしいかな」
と感じるようになることもあります。

そんなことはありません。
聞いてくれれば、誰でも教えてくれますよね。
「困ったときには遠慮せずにたくさん聞いてほしい」

今、支援員として私がそばにいるうちに
と思います。

このプレゼンの経験を通じて
自分と向き合いながら
他者をサポートする方法
を再確認しました。

何でもハッキリ言える凸凹ちゃんが
羨ましい
時もありますが
その正直さに寄り添いながら
相手を思いやる言葉遣いも教えています。

緊張しやすく、言いたいことが言えない
私だからこそできるサポートがある。

それが、私の役割なんだと
気づくことができました。


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