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試行錯誤した日々の献立作り

発達障害の診断を受け、コンサータと共に生きるえでぃです。



前は発達主婦の料理の困難さについて書きました。



今日は悩みに悩んだ献立作りについて話してみたいと思います。

私は、白黒志向のため、やると決めたらとことんやるのです(笑)料理を頑張ると決めたら、基本を調べて、1汁3菜をすべて手作りでやろうとします。(その時期は、他の家事がおろそかになります。つまり、部屋は荒れ放題)


冷蔵庫を見てパパっと作ってしまう人をどれだけ憧れたでしょう。10年たっても出来ません。出来る気配すらありません。

みんなどうやって献立を決めているのだろう。グーグル様に聞きました。これという答えはあるわけもなく、手あたり次第やってみて自分に合う方法を考えることにしました。


1.保育園や学校の献立を真似する作戦

献立を考える必要はないが、その料理がどんな食材を使って、どんなレシピで作るのか分からなくて応用できず却下。

2.作り置き作戦

食材をまとめ買いして、出来るだけ作り置きを作っておく。2~3時間かけて出来る量は、10品いかないくらい。数日はいいが、残っているのことを忘れて、廃棄してしまうことが多く、うまく食べきれないため、自然消滅。

3.5法の表を使って、献立作り

五法の表をご存知ですか?メインを決める時に役に立つ方法です。用紙の縦列に「生・焼く炒める・煮る煮込む・揚げる・蒸す茹でる・オーブン・ご飯麺」、横列に「ひき肉・鶏・豚・牛・魚」と書き込む。調理法と食材が交差する欄に献立を書き込んでいく。

画像お借りしています

ここでまず、レパートリーが少ないので、なかなか埋まらない。そして、自分の傾向に気づきました。調理法が偏っているんです。なんとか埋めるために、クックパッド様の出番です。このころから愛用しているため、ずっとプレミアム会員です!!人気順が表示されるので、上位の物を作れば間違いないから(笑)

ある程度埋まったら、1週間の献立を組みます。月曜日は魚、火曜日は肉、水曜日は一品料理、木曜日は魚、金曜日は肉、土曜日、日曜日は在庫整理&手抜き(笑)

このように決めておくと献立作りも少し楽になる!そして、燃えるゴミの日の前に魚にするのがおすすめ!献立が組めたら、材料を書き出して買い物をしておく。

どこかのテレビ番組で言ってました。料理は、8割が考えることで2割が手を動かすことだと。
まさにその通りなんですね。献立が決まっていると、生活が格段に楽になる。ただ、それを実感できても、1週間分献立を考えるという作業が負担になってきて、結局続かない、、、

私に合っている方法はいったい何なのか。

4.アプリ作戦

今のアプリはとっても優秀ですね。
献立を考えてくれるアプリがあるのです。
手あたり次第インストールして、たくさん使ってみました。自動的に献立を考えてくれるのは良いのですが、その時に冷蔵庫にある材料まではアプリは把握してくれません。その時の気分じゃないものを提案されても嫌。なんともわがまま(笑)
アプリによっては家にある材料の登録が必要だったり、私には管理できないことが分かりこちらも却下。

5.冷凍保存作戦

味付けまで下準備をしておいて、冷凍しておく。解凍して焼くだけにしておく作戦。
形から入りたがる私は、まずファイルを買い、名刺サイズのカードを買い、物から揃えました!(笑)
そして、Instagramなど参考にして、レシピを名刺サイズのカードにメモしてファイルしていく。
まとめ買いしたときに、一気に冷凍保存用に準備して、ジップロックに入れて冷凍。

朝、冷凍庫から冷蔵庫に移しておくと、夜にはちょうど解凍されて、焼くだけというなんとも便利。
でもこちらも続かない・・・


あーもー"(-""-)"
継続が苦手だとはっきりと分かりましたね(笑)

ただ、食事は毎日のことで、体を作る大切なものであり、子どもがいて家族がいるとなると、毎日コンビニ弁当というわけにもいかない・・・

6.ふせん大作戦

そんな試行錯誤中に出会ったのがりなてぃさん。
Instagramでフォローして、簡単なのに見映えの良い料理を作っていらっしゃることを知る。
そして本をゲットしました!!

実際に作ってみると簡単なのにおいしい✨

子どもたちに食べたいレシピに付箋をつけてもらって、その中から献立を組めばいいという作戦。

でも、ふせんだらけの本とただにらめっこする生活・・・
なぜ????



結論

ここまで色々やってみて、あることに気が付きました

どんな簡単なレシピややり方を見つけたとしても、それを献立として組み立てることが困難であるということです。

献立を考えるということは、

・冷蔵庫に何があるのか
・1日トータルのバランス
・栄養素のこと
・調理法
・味付けのバランス
・家族の好み
・季節の食材
・長い目で食材を使い切れるか

など、一言に「献立」といわれると簡単そうに聞こえますが、ひとつの献立を組むだけでもこんなに沢山のことを考えなければならないのです。


だから、味噌味メインの主菜に味噌汁、という気づけば味噌だらけの献立になったりするのです。(笑)


私は人より多くの時間を必要としますが、作るものが決まっていれば、料理を作ることは可能です。


ただ、献立を組むことが難しいだけなのです。




ここまで来るのにだいぶ長い時間を要しましたが、私にとって無駄だったとは思っていません。

なぜなら、やってみて自分で実感しないと理解できない脳の作りになっていると自覚しているからです。


そして、これだけ自分で考えて実行したからこそ気づけたことがあります。


手も口も出さずに黙って見守ってくれる家族の存在があったからこそ、ここまで来ることが出来たこと。

障害ということを自分が一番気にしていたということ。

できないのは障害の特性のせいだと、障害である自分が悪いんだと思っていたことは、間違っていたということ。



長年の呪縛から解き放たれた感覚に陥りました。

完璧な人間なんていないのです。


「お前が苦手なことは俺がやればいいし、俺が苦手なところはお前が出来るし、それでいいんじゃない?」
以前旦那にそう言われた意味がようやく理解できた気がした。

出来ることは奪われたくないけど、出来ないことは助けてもらう他ないのです。


今同じように悩んでいる方もいるかもしれません。
私が思うことが正解かわかりませんが、納得できるまでやってみたらいいと思います。
それが自分と向き合うこととなり、試行錯誤することが自然と自己理解につながっていくと思っているからです。

そして障害があるからできないということではなく、誰もが得意不得意があり、不得意なところは助けてもらっていいんだよ。

そういうことに気付けるときがいつか来ると思います。


現在私は、家事代行サービスの利用を検討しています。
どのように利用したいか、地元の家事代行サービス担当者様とお話させて頂きました。
お金は払えど、どこまでわがままになっていいものか・・・
利用者の望む形を最大限に引き出そうと親身になって話を聞いてくれたのがとても印象的でした!!!


「他の利用者様とはまた違った利用の仕方になりそうで、おもしろそうです!」と話して帰られました。

実際の利用はまだですが、詳細はまだ今度書きたいと思います( *´艸`)