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「オンライン研修」ってなんですか?

例年、会議室に20名の参加者を集めて実施していた研修。
「テーマは同じで。今回からオンライン研修にしたいです」とご依頼があったとします。

あなたが研修を発注される立場だったら、まず何を確認しますか?
 ……人数?使用ツール?参加者の属性?

私は、「クライアントの考えているオンライン研修とは何か」を確認します。

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ひとことで「オンライン研修」といっても、やり方は様々です。まずは主催者がイメージしているオンライン研修がどんなものかを確認しましょう。

 
■実施形式は?
□動画を視聴するオンデマンド
□講師の話をオンタイムで視聴するウェビナー
□双方向のやりとりをするインタラクティブ研修

■講師はどこから参加するイメージですか?
□講師のオフィス
□主催者のオフィス
□どこかの拠点の研修会場

■受講者はどこから参加しますか?
□受講者の自宅やオフィスでそれぞれ
□拠点ごとに会議室に集合
□1つの会議室に全員が集合

■受講者の受講環境(デバイス)は?
□全員パソコンから参加
□スマホ・タブレットユーザーがいる
□1台で複数名が参加する可能性がある

■参加者数の想定は?
□例年通り20名
□オンラインだからもっと増やしたい
□慣れないので少人数で…

 ……
実際にはもっと多くの項目を確認します。

やりとりを通して具体的な要望をうかがって「なるほどそんなパターンもあるのか…!」と驚くこともしばしば。。

 
開催の条件によって、同じテーマの研修でも「できること」が変わります。主催者がオンライン研修に慣れていない場合は、研修の目的と、予定している開催条件とがフィットしないケースもあります。
それ以前に、「オンラインだから、とりあえず人数増やしても大丈夫なんですよね~?」というコメントを聴くことも。。

この、双方のイメージのズレを修正して、研修の満足度を上げるためには、事前確認が本当に大切です。的確に情報収集をすることで、要望と実情に合った研修を組み立てることができます。

・オンラインだからできること、できないこと
・研修のゴールとして想定していること

この点を双方が理解し、置かれた状況でのベストな形で、研修開催をめざしましょう!

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