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「翔んで静岡 〜シェフの在来線帰省物語〜」

皆様こんばんわ!(なんで夜なんだ)
TOMONARI FC専属シェフ(代表取締役社長)のTOMONARIです。
12月27日(水)、私は神奈川から愛知へ帰省しました。その交通手段は新幹線でもバスでもありません。在来線です。
大学時代に東京へ行った際に、一度在来線で帰ってみようと思って、チャレンジしたことはあったのですが、静岡駅でギブアップして、新幹線で帰ってしまいました。
しかし、あの時やりきれなかった悔しさがなぜか今この歳になって込み上げてきたので、再び在来線帰省にチャレンジし、今回は見事成功させることができました。やはり悔しさというのは、人の行動を変えるということを実感しました。

新幹線の座席はゴリゴリ空いてました
(謎の割引付き)

それはさておき、なぜこの記事を書くことにしたのかというと、皆さんへ帰省途中に通過した静岡の魅力を伝えたいなと思ったからです。
リニア中央新幹線の工事を止めたり、横に長すぎて、愛知〜神奈川間の移動時間を膨大化させていたりと、若干埼玉と同様な扱いをされてしまいがちな静岡ですが、埼玉とは違い魅力がたくさんあることを私は知っています。何せ、あの広瀬すずやみちょぱといった超絶美女も数々と輩出しています。

在来線だと静岡だけで3時間強…

今回の在来線帰省では、何ヶ所か静岡県内の駅で下車して、その魅力を調査してきましたので、ぜひご紹介できればと思います。
もちろん1流シェフ(3流)ですので、食したご当地グルメも共有しますよ。
それでは、いきましょう!

1.熱海

神奈川から電車を走らせること約1時間半、まずはJR東海道線の終点である熱海駅で下車しました。湯河原〜熱海間で神奈川県と静岡県の県境を跨ぎますので、もしかしたら、通行手形が必要かもしれない、とビクビクしていましたが、そんなものは全く必要無く、簡単に静岡入りすることができました。
着いてすぐ、腹が減っては戦ができぬということで、朝ごはんを食べに行きました。熱海のグルメと言えば、海鮮や熱海プリンなどが有名かと思いますが、朝はパンというフジパンさんによるマーケティング戦略に素直に従い、駅近かつ評価の高かったパン樹 久遠さんにお邪魔しました。

COSTA COFFEEとできたてパンのハーモニー

パンはもちもちの部分とカリカリの部分のメリハリがちゃんと付いていて、評判通りだと思いましたが、なんと言ってもCOSTA COFFEEが味を出してましたね。
知らない人のために説明すると、COSTA COFFEEはイギリス発祥のブランドでヨーロッパに行くと、そこらじゅうに店舗があります。日本でいうとDOUTOR COFFEEみたいな感じかと思います。日本ではあまり見かけませんが、もし見つけたら、是非試していただきたいものです。
朝ごはんを食べた後は、天気も良かったので少しお散歩ということで、仲見世通り商店街から熱海サンビーチまで行き、少し黄昏てから駅の方に戻りました。

美しい景色に言葉はいらない

熱海は首都圏からのアクセスも良好ですし、温泉と美味い飯のセットがあるので、観光地としてのポテンシャルはまだまだありそうです。

今もホテル?の開発が進んでます

2.静岡

続いて降り立ったのは、静岡県の県庁所在地である静岡市にある静岡駅です。(静岡が多いな)

これといった特徴はありません

静岡市自体には何度か来たことはありましたが、静岡駅で下車するのは初めてでした。駅周辺には静岡市美術館や静岡科学館 る・く・るなどがあり、時間潰せそうな場所はたくさんありそうです。
しかし、私はそんなものには目をくれずに昼食だけ食べに行きました。場所はまぐろのみなみさんです。静岡の清水港と焼津港で水揚げしたまぐろをリーズナブルに味わえるということで迷わずここ一択でした。人気店だと聞いていたので、静岡解放戦線の方たちが行列を作っているかと思いきや、なんと待ち時間なしで入店することができました。

三重県産のあおさを使った味噌汁

お味の方ですが、全く生臭さがない、鮮度抜群のお刺身で、文句のつけようがありませんでした。やはり、本当に美味しい海鮮は港の近くで食べた方がいいんだなと改めて感じました。

3.磐田

静岡駅の次は磐田駅に降り立ちました。正直、静岡駅の次をどこにしようかはかなり悩みました。高校時代の遠征や免許合宿で訪れて、思い入れのある掛川や1度も行ったことがなく、得体の知れない島田なども候補に上がりましたが、我らがTMFCに磐田出身者が2人もいるので、やはりその魅力を調査する必要があるだろうと考え磐田に決定しました。

磐田市民はこのエンブレムを踏むことができない

まずは、磐田で1番有名な観光地かもしれない静岡県立磐田南高校に行こうと考え、遠州鉄道バスに乗り込みました。しかし、いきなり度肝を抜かれる事象が発生します。なんと運賃の支払いがSUICA非対応で、ナイスパスという訳分からない聞いたこともないICカードしか対応していなかったのです。
は?この時代にSUICA使えないってどんだけ時代遅れてんねんという気持ちはもちろんありましたが、一旦その気持ちは噛み殺し、仕方ないから現金で払おうと思い財布を覗いてみました。すると、まさかの小銭は一切入っておらず1万円札しかありませんでした。1万円札はさすがに使えないだろうと考え降車しようとしましたが、時は既に遅し、バスは動き出してしまいました。
こういう場合はどうなるんだろうという知的好奇心と無賃乗車で逮捕されたりしたらどうしようという不安が入り交じった状態で、車内を過ごしましたが、ほんの数分で南高校前に着いたので、運転手に事情を伝えました。すると案の定1万円札は支払いに利用できないかつ両替もできず、「今回は仕方がないので、次乗車する際にまとめて払ってください。」と言われ、あっさり下車できました。なんと無賃乗車に成功してしまったのです。
やったぜーと気分爛々の状態で磐田南高校に到着しました。しかしながら、そこに広がっていた景色は全く観光地ではない、ただのどこにでもある公立高校でした。想像と大きく異なったので、思わず大失望してしまいました。

ただの高校やん(当たり前)

その後は、ここまで来てすぐに引き返すのはさすがに違うなと思ったので、近くにあったアピタ磐田店のサンマルクカフェにコーヒーを飲みに行きました。私が来店するということで、サンマルクさんも気を使って店を貸切状態にしてくださっていました。

いや、ただ過疎っているだけか…

コーヒーを飲み終え、時間を見ると結構いい時間になっていたので、再び遠州鉄道バスを利用して、磐田駅に戻りました。当然、その際に行きに払えなかった分もまとめて支払いました。
ちなみに、後でNO.10から聞いたのですが、遠州鉄道バスがSUICAに対応していないのは、決して遅れている訳ではなく、むしろICカードを導入するのが早すぎて、他のICカードに対応できない、独自のシステムを構築してしまったのが要因だそうです。

4.浜松

在来線帰省最後に下車したのは浜松駅です。皆さん浜松と言えば餃子のイメージしかないと思いますが、私も同様に餃子のイメージしかありません。
ちょうど着いたのが18時頃でしたので、夕食として餃子を食べに行きました。色々調べましたが、1番評価が高かったむつぎくさんにお邪魔することにしました。こちらはまぐろのみなみさんとはうってかわって、争いを終えた静岡解放戦線の方たちが行列をなしていました。

我らに餃子を食わせろ…

約1時間ほど待ち、いざ入店しました。餃子はもちろん注文しましたが、お腹が空いていたので、プラスして中国風おそばも合わせて注文しました。

左が餃子で右がラーメン(見たら分かる)

ラーメンはぶっちゃけ普通でしたが、餃子はネギが多めでさっぱりしててとても食べやすかったです。個人的には宇都宮餃子よりも浜松餃子のが好きです。付き合ってください。
今回は時間の関係で餃子を食べることしかできませんでしたが、浜松は浜名湖パルパルなどの観光できる場所も実はたくさんありますので、是非行ってみてください。


以上となりますが、いかがでしたでしょうか?
私としてはこの記事を読んで、静岡の魅力に気づいてくれる人が1人でも増えることを願って止みません。

文/シェフ(代表取締役社長)

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