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チャリをがにまたで漕ぐバレリーナたちと職業病について


「バレリーナって立ち姿が美しいなぁ、と思います。」

そんなことを言ってもらえたことをふと思い出して、
カタカタパソコン打って、
集中して猫背になってるのをしゃきっとしなおす。


初めて会った人に、
あ、バレエやってますよね?
って言われる理由のひとつは、
立ち方。
爪先が外向いてて、あきらかに立ち方がおかしい。

最初はなんか、
あ、そんなバレリーナしてますみたいな
優雅な感じでてたかなーうふふなんて思うこともあったけど、
理由は意外と"ガニ股"というわかりやすい理由だった。笑

さてそんな
「立ち姿が美しい」と言ってもらえるバレリーナたち、
実はちゃりんこをこぐとき、とてもださい。

つまさきが外を向いてるだけでなく、
ひざも外を向いている(むけている)ものだから、
ちゃりを漕ぐとがにまたごりらになる。

とってもださい。
あんなに舞台の上では優雅なのに

三人ぐらい連なって漕いでいるとなんだか愛らしくなるくらいダサい。

他にも、いたるところの骨がパキパキなるので
会話の途中に急に腰を曲げてパキパキ
指をポキポキ
股関節をパキパキ
なんてことも職業病の一つだと思う

家の中だとそこらじゅうで足をひらいたりあげたり


そんな職業病なるもの、
どんな職業にもあると思うのだけれど。

気にならなくていいことが気になってしまったり、
人を覚える部分が人と違ったり。

バレエダンサーたちの間ではふつうに話してることが、
その世界の外から見るとおもしろいんだろうなぁと思う。

この間も
バレエの男の先輩とお茶に行って
ふつうに座って会話してるわたしにむかって、
急に「やーひざのお皿の骨しっかりしてるよね。ともちゃん。」って
不意に膝のお皿を触られる。
そのときは
「そうなんですよ〜意外と骨がっしりしてて、痩せてもめっちゃがりがりな感じにはならないんですよね〜。」
と返すが

後になって、
あれ、これってなんか
バレエやってない人からみるとすごく違和感のある会話の流れではないか?となんだかすごく面白くなった。

お茶しながら急に膝のお皿の会話になり、
しかも触り出すという、笑


あ、後好きなバレリーナの職業病は
ものを拾う時に足をあげること

ぴょこんって

これを読んでくれてるそこのあなた、
そんなあなたの職業病はなんですか?

って意外と自分たちだと気づかなかったりするのかな


今日は新月ですネ

良い週末をお過ごしくださいませ♡



はぐ。



photo: Andrea Cimino

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