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子どものお小遣いについて少し考えてみた。

『ママ、課金してぇ〜』

ゲームをしてる息子がいつもいつセリフだ。

申し訳ないけど、そんな事には私が汗水垂らし稼いだ金を少しも使いたくないのだ。

いやいや、絶対に嫌。

「ミスして死んだ架空の自分を生き返らせるため」に500円とか、バカバカしいにも程がある。

毎月お小遣いをあげる事も考えたが、今のままでは、いくらあげたとしても一瞬で使い果たしてしまうだろう。
『お金、全然足りないからちょうだい』
なんて、何食わぬ顔で言ってくる未来が見える。

あぁ、考えたくないっ!

玄関のドアを開けると「うんちくん」が出迎えてくれる

でも、よく考えると
息子にとってこれは『経済』を学ぶ良い機会ではないか?

親の金を当てにせず、自分で稼げば良いのだということを知ることができれば、それ自体ゲームみたいなものだし、楽しめるのではないか?そして、私の貯金は安泰である。

そこで問題なのは「どう教えるか」だ。
そもそも、普段からまったく人の話を聞かない息子に面白いと思ってもらうために、何をしたらいいだろう。

定番は家のお手伝いをして、お小遣い(賃金)をもらうというもの。

小学生の息子さんに本格的な起業を教えるというnoteを読んだことがある。

これはすごい!
早速ウチもやってみようと、息子を呼びつけて「おこづかい講座」なるものをしてみたが、1分と聞いてもらえずに「ロブロックスしたーい」といなくなってしまった。

まぁ、そりゃそうだ。
よくわからないお金の話なんぞ聞いてるヒマがあるなら、ゲームをしたいよね。

あはは。

なぞの生き物

しかし、母はあきらめない。

もう1人、すごいお子さんがいる。
お絵かきをNFTにして、クリエイターとして稼いでる小学生。

うちの子も、絵を描くのが好きでいつもモンスターなのか、怪獣なのか、奇妙な生き物の絵を描きまくっている。

「これって、NFTにできるんじゃない?」
と思って、いつも(ゲームで)使ってるiPadにお絵描きアプリをダウンロードしてみた。

これで、絵が描けるよ!

一緒にやってみたけど、すぐ飽きてしまい、Apple Pencilを放り投げ、いつものようにコピー用紙に鉛筆でゴリゴリと奇妙な生き物を描き始めてしまう。

ゲームとかYouTubeで話題の人

子どもが親の思う通りになると思うな。
そんなことは、わかってる。つもり。
ちょっとでも、自分の子どもを使って大金稼ごうと思ったりしなかったか?と反省してみたり…。

例にあげたどちらのお子さんも、親にやらされてる感がない。
そこなのだ。子どもはお店を経営したりNFTを作ることを楽しんでいる。楽しくなれば、どんどん夢中になって可能性も広がっていく。
いずれも親は起業家やクリエイターとして、元々活躍されてる方々でもある。
楽しんで仕事をしている親の姿を、そばで見ていることの影響は大きいだろうな。

私はといえば、ついつい自分の財布を守りたい気持ちが勝ってしまうし、
何かにつけて、ああしなさい、こうしなさいと過干渉。
仕事から帰ってきたら「疲れたー」とダラダラしてしまう。
息子はそんな私をみてどう感じてるだろう。

息子が将来、自分の好きなことを見つけて夢中になれる人生を歩んで欲しくてお金の話をしたかったのだ。

これからは特に、自分で稼ぐ力を持ってる人が強いと思うから。

息子はちょっと失敗すると、
『ママのせいだぁー!』と泣きわめく。
小学生にあがったばかりで、まだまだ幼児の雰囲気が抜けきれない。
そんな彼にだって、お金の話が早すぎる話とは思わない。

私自身小さいころから親や社会からインプットされ続けた「社会の常識」から抜け出すのに相当時間がかかってしまったから。
小さいころの教育って本当に人の一生を変えるほど大切だと思うのだ。

息子が自分の力で、大好きなRobloxに好きなだけ課金できるようになるために、親の私ができることがあるはず。
お金の話をすることも大切だけど、その前にできること。

まずは、私が仕事を楽しむことから。
仕事をすることって楽しいんだっていうところを、息子に見せてあげたいなと思った。



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