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自分と同じくらい十字架を背負った男。

これはマツコ・デラックスが自身の番組の中で、ゲストのYOASOBIのボーカル・ikuraさんにかけた言葉だ。

私は番組を見てなかったけど、後日、番組の様子をスクショしたものがTwitterのタイムライン上に流れてきたことで、この言葉を知った。

なんとなくこのワードが頭の片隅にあったから、奇跡の男に出会ったとき、めちゃくちゃいい人だし、将来性もあるし、私の自己肯定感も高めてくれて、最高!
と舞い上がる一方で、

でも、彼は根っからの明るい人で、何の悩みもなさそう。
私みたいな闇を抱えてる人間と、果たして深いところで分かり合えるのだろうか?

なんて、冷静に考え込んだりもした。
だけど、この不安はまたしても取り越し苦労に終わった。

2度目に会ったとき、家族の話になり、彼から衝撃の事実を明かされた。

実は彼も私と同じように、早くに父親を亡くしていた。しかも交通事故が原因だという。

若くして親を突然亡くすというのは、経験した人にしか分からない苦悩がたくさんある。

それを彼も経験し、乗り越えたのだと思うと、不謹慎かもしれないけど、親近感を感じたし、魂レベルで分かり合えそうな気がした。

彼なら、私と同じ十字架を背負っている
そして、その重い十字架を背負いながらも、挫けることなく、前向きに、上昇志向をもって生きている。

直感的に

この人のことは私が守らなきゃ。
この人の夢を応援したいし、力になりたい。
この人のことは、私が幸せにする。

と、石原軍団ばりの男気が芽生えたw

ずっと前から友達だったような感覚で、正直、異性としてドキドキするか、と問われるとまだあまりピンときていない。
だけど、そういう感情を飛び越えて、

この人となら、幸せになれるかも。
この人とこれからも一緒にいたい。

と思ってしまった。

婚活をしていたわけじゃない。良くも悪くも年齢のわりに、そこまで結婚に焦っていなかった。

アプリだって来年からボチボチ始めよ〜と思っていたくらいで、このタイミングで始めたのはほんの深夜のノリだった。

だから本当に自分でも不思議なんだけど、なぜか彼とは恋愛関係というより家族になることをイメージできた。

そして数日前、3度目のデートで告白いただき、晴れてお付き合いすることになった。

ありがたいことに、彼がめちゃくちゃに好意を伝えてくれるので、今はかえって私が冷静になる、という謎展開を迎えている。笑

家族になれることをイメージできる、とかもっともらしいことを言っておいて、来月別れるかもしれないし(笑)、まぁ適当に気負わず楽しもうと思う。

彼のことはもちろん大切にするけど、依存するような関係にはならない、ということを心に刻んでおきたい。

失恋をきっかけに自分を見つめ直し、悩みながらも自分磨きをしたことで、少しずつではあるけど、自分に自信が持てるようになってきた。

私がコツコツ積み上げてきたことや、歩んできた道のり、経験値を彼は魅力に感じてくれている。

それが恋愛ありきになると、他のことを投げ出し、尽くし型メンヘラが爆誕する可能性が大いにあるので、絶対そうはならない、とここで固く誓っておく。

これからも自分が好きな自分でいられるように、仕事も勉強も美容も頑張る。
そして他人任せではなく、自分自身の力で充実した人生を作り上げる

その充実させるための要素のうちの1つとして、彼の存在がある。今はそのくらいの軽い位置付けにしておきたい。

同じ苦悩を抱えて這い上がった者同志の彼と、切磋琢磨しながら良い関係を築いていけたら、私の人生はさらに輝く気がする。

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