外国語を学ぶ上では母語のレベルアップも大事、という話
低血糖のようになって冷や汗が出始めたので、ミスドに駆け込み、ドーナツ3つを一気ぐいしてしまった午後4時。
時々こうなるので注意したい。
というわけで、全然関係ないが、今日は中国とのつながりを感じる1日であった。
ミスドの前は、we chat(中国のLINEみたいなアプリ)の設定方法がわからない!という方と北京にいる娘さんをつないで、小一時間のおしゃべり。
午前中は、中国語講師として活躍するちゃーちゃんさんから、ゲストスピーカーのお誘いを受け、少しだけだけれどお話しさせていただいた。
ちゃーちゃんさんは、ありがたいことに夫の地元・瀋陽がご縁で出会った方。友達もおらず、中国語も離せない私が、生存確認のために孤独に綴っていたブログが引き寄せてくれた。
お互い日本人妻であったことも、距離感を一気に縮めてくれ、時折このようにお声がけくださるのがありがたい。中国を知り尽くしている人なので、私が瀋陽に移住したらものすごい頼ろうと思っている(笑)
今日のお話で興味深かった点を一つ。
外国語を学ぶというという視点から、「母語を向上させるには」というテーマで質問を受けて、おお、と思った。
ちゃーちゃんさん曰く、母語を向上させることは、外国語能力の向上にもつながっているのだそう。第二言語は、けっきょく、母語を超えられない。つまり、日本語を磨くことは、外国語を伸ばす要素でもあるのだ、と解説してくれた。
日本語にこだわるほど外国語が廃れていく、と半分思っていた私には目から鱗であった。
私自身、外国語を学ぶことは好きなのだけれど(若い頃は英語魔、留学までして、イギリス人と結婚が夢だった)、
最近は日本語の方が面白いと思うようになってしまって、外国語学習にはどうも身が入らない。
私が中国語をがんばれない理由には、夫と日本語でなんだかんだ分かり合えている、という状況も要因としてあるような気がしている。
夫は、超ブロークンな日本語をさらに粉々にしたような日本語を話すのであるが(どんな)、それでも何が言いたいかわかってしまうのだ。
単語と筆談で会話していた若かりし頃よりはマシになったが、彼の日本語能力は10年前からほとんど伸びていない。それなのに私より、日本の保険とか税金のこととかお金がらみのことに詳しい(なぜ)。
このような「学ばなくてもなんとかなる」状況があるので、どうも後回しにしてしまっています。
他にも、例えば喧嘩した場合に、一方的に日本語でまくし立て、一方的に相手の非を唱え、私がどれほど頭に来ているかについて一方的に「浴びせ倒し」できるのは、私にとっては重要なのかもしれないとも思った。
私が中国語を頑張っても、ネイティブに比べたら幼稚園レベルで、中国語で喧嘩などしようものなら今度は立場が逆転し、私が黙るしかない。
いや実際はそんな人ではないのだけれど、今までは私が日本語で罵詈雑言を投げるだけでよかった状況が変わるかもしれない、夫婦の微妙なパワーバランスを崩すことになるのが、「お前さん、怖いのだな?」と自分に問いかけています。
しかし、そうなのか、もっと日本語というものを、大事にしてもいいのか、と。開き直り(笑)。
ちゃーちゃんさんから教えてもらったことは、日本語ー中国語の変換を、自分なりにもっと気楽に楽しめばいいのかもしれない、ということ。
発音しかり、手書きのしんどさしかり、中国語の難解さは、中国の家族にも時々「遠慮」を炸裂させてしまうHSP日本人気質の自分にとっては非常にレベルが高く感じてしまうのだけれど
いやここはもう、10年前から自分の日本語を磨こうとせずに、私の一方的な暴言を受け流し続けた夫を見習い、
私ももっと日本語を磨き、そのベースの上に中国語という柱を立てようと思った。日本語にしかないニュアンス、翻訳できない空気を含めて、その表現を突き詰めた上で中国語を取り入れていった方が、私の場合はいいかもしれない。
という発見をいただいた今日のお話は、ちゃーちゃんさんの中国語講座(FBグループ)に参加いただくと見れます。丁寧でわかりやすい解説と、コツコツ積み重ねていくプログラムが、すんごいいい感じです。
ぜひ!
ちゃーちゃんさん、お声がけありがとうございました!また!
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