はがた農園のお漬物、出荷始まりました!
はがた農園のお漬物、春蒔きバージョンの出荷がスタートしています。
すでに220個をこえる予約があったそうで、順調な滑り出し!
目標販売数は1000個。まだまだ目標までの道のりはありますので、是非とも応援よろしくお願いします。
「なぜ、お漬物プロジェクト?」の詳しい内容は、こちら↓
今日は、先日、関わったクリエイターたち勢揃いで、読売新聞さんに取材いただき、その記事も掲載されました。
写真がね〜素晴らしくいいのです(末尾に載せました❤️)
記事にも触れられていたのですが、このプロジェクト、「循環型」と謳われ取り上げられることが多いようです。
言われてみればそうなんだけれど、「循環型、ハテ?」と思ってしまったのでググったら、
循環型とは農業でいえば、農薬や化学肥料などに頼るのではなく家畜の糞尿や牧草を使うなどして、資源を循環させてサイクルを作ること。つまり、環境に負荷をかけないで「持続可能な農業」を目指すことなのですね。
お漬物プロジェクトも、もちろん、そのような側面も当然あります。
でも「循環型」と言われてピンとこなかったのは、それだけでこのプロジェクトを説明するのは、なんだか十分ではない気がしてしまったからですね。
農薬に頼らず大根を育て、加工品(お漬物)を作って売り上げた収益を、学校給食におろす野菜を育てる経費に充てるーー、
たしかに持続可能という面ではそうです。が、
このような土壌から生まれたプロダクトが、農地を飛び越え、教育や子どもたちの未来へも波及していくことを考えると、
このプロジェクトが循環させているのは、資源や環境負荷の軽減とかいうわかりやすいものではなく、
もっとわかりにくくて、掴みどころがなくて、誤解されてしまえば真逆の意味にもなりかねない、
「優しさ」
だからなのだよな、と私は思っています。
そんなものを、はがたさんは農業に見事に乗っけて、循環させようとしている。とんでもないことだと思います(笑)。
そう思った理由の一つは、やはり農業は、美談ばかりじゃなかったからですね。
取材をするまで、農家と生活者をつなぐ道筋、ルート、市場のあり方が、こんなにも「曖昧なもの」だとは思ってもみなかった。
生活者としての私は、農家さんの顔もよく見えないところで、”美味しそうなもの”を、適当に選んで買って、それで当然で、それで終わりだった。
けれど、時間をかけて成長を見守ってきた農家さんからしたら、
今年のように梅雨が長引いたせいで、ひび割れを起こしてしまった大根が、露骨に売れ残っていく現実とか、
それこそ学校給食におろすための野菜が、ボランティア価格で買い取られてしまう現実とか
どう受け止めればよいのでしょう。
仕方がない、と黙ってまた、次の作物をつくる、農家さんにとっての現実に、
私たちはとても、気付きにくい。
だからこそ、楽しくて好きでたまらない仕事の中にある受け入れがたいサイクルを断ち切りたいはがたさんの気持ち、前よりもちょっと多めに、わかるようになりました。
そして、はがたさんという農家を知ってしまった以上ですね、私には消費者として、やれることがありますね。
(早速、収穫! 大根ちゃんたちも個性豊か!)
余談ですが、はがたさんは、自分が育てた野菜のことを、確か「同志」と表現していたと思います。自分のところにお金や人脈を届けてくれる、仲間のような存在。
面白いな、と思いました。野菜という、仲間を育てているんだな、
でも、ふと振り返ったら、文字通りはがたさんは、このお漬物プロジェクトを通じても、ちゃんと育ててくれてました。これからも一緒に何かできたらいいなって思える、楽しい仲間たちを!
育てるのうまいよ!はがたさん!(笑)
春蒔き大根のお漬物は、収穫を終え次第、終了です。またいつどのタイミングで「わ!」って火がつくのか分からないから、気になる方はぜひ、今のうちに1瓶でも手にとって、春の大地の味を噛み締めてみてください。
酢漬けのシャキシャキした大根は、生ハムと一緒に巻いたり、お刺身と合わせたり、この季節の「涼」にぴったりだよ。
お申し込み方法はこちらから。
県外への発送も対応してくれるみたいです。ぜひ!
春蒔きバージョンの仲間たちとのアオハル!ありがとう!
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