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23th romance: ホリデイ・イン・ザ・ワイルド

2020.7.31 ホリデイインザワイルド鑑賞。

なんだかばたばたして遅れての投稿になってしまった。。ラブコメ映画も最近は見れてなく、、最近はバイブルのSATC見返したり、ネフリのドラマを見漁ったりしてるので、近々そっちについて書きまとめようかなと考え中。

この映画はSATCのシャーロット役、クリスティンデイビスが主演の、アフリカが舞台のラブロマンスで、景色の雄大さと自然の美しさが印象的でした。

相手役はロブロウ。渋くて男らしくて好きなタイプです。少し荒っぽくて不器用な役が嵌っていました。

ストーリーはクリスティン演じるケイトがクリスマスカードのための家族写真を息子と夫と、不自然ないかにもやらせなポーズで撮影する場面から始まります。(クリスティンは、シャーロットしかり本当にこういうお嬢様っぽい、育ちがよく、少しお堅い感じの役が上手。)

距離感を感じつつも家族としてうまくやってきているように見せていた夫婦関係を終わらせようと、息子が大学入学のために家を出る日に、夫に離婚を告げられます。

驚きと失望、怒りを抱えたケイトは、セカンドハネムーンとして予約していたアフリカに1人でいくことにし、そこでロブロウ演じるツアーガイドのデレックと出会い……、という流れの話です。

この展開からよくある旅先のラブコメかなーと思うのですが、この映画はむしろ恋愛にフォーカスするよりも、自分自身の大切にしたいことに向き合って、それを手にしていくということをメインテーマにしていると思いました。

離婚する前のシーンで、ニューヨークにいた時の女子会で、息子の手が離れたら結婚前に仕事していた獣医に戻ろうかなとケイトが女友達に話している場面がありました。そこでは女友達に「なぜ」「そんなことできるの」という風に言われ、流されるのですが、アフリカで病気になった象と出会うことで、ケイトはその想いを強くしていきます。

瀕死状態の象と向き合って、よくなっていく様子に自分自身の心の傷も癒されていくケイト。元々の仕事へのやりがいや動物への想いが日に日に大きくなっているのがわかりました。

デレックとの恋愛については、もう中年なのになんだか中学生のようなやりとりで、付かず離れずの関係で、「いつか終わりが来るから(=ニューヨークにケイトが戻るから)」とお互い明かに意識しあっているのに、程よい距離感が滞在中は続いていきます。そんな様子が、逆に大人だからこそ勢いやその時の想いだけで行動できないという恋愛の難しさが垣間見えて、なんだかもどかしくもあったり。

そんな感じで、結局ケイトはアフリカ滞在を延長した上で、ニューヨークに帰ります。そこで獣医の仕事を再開し、夫とも離婚をし、新生活を初めていくのです。

そんな時に、あるハプニングがデレックたちの運営する象の保護施設であり、そこが転機に。

ケイトはそれまでだったら、常識や自分が決めた型、そして世間体などを意識したと思いますが、アフリカでの経験が彼女に行動力を与え、それまでの彼女ではきっとしなかっただろう、できなかっただろう選択をし、自分の大切なものを守るために行動を起こします。

ここに「大人の素直さ」、そして「大人の覚悟」のようなものが見えました。ケイトがそれまでの自分とは違う新しい自分(いやもしかしたら本来の自分なのかな)を見つけて、自分の意思で一歩前向きに踏み出そうとしている様子はすごくグッと心にきたし、年なんて関係なく、自分らしくいること、自分の大切にしたいことをわかって行動できる強さに私もこうありたいなと思いました。

ストーリー自体は、恋愛要素は薄めで、むしろ自分自身と向き合っていくことにフォーカスしているので、ちょっと落ち込んでる時やなんとなく後ろ向きになってる時に見ると、ほっこりして元気が出そう。

そして何よりアフリカの偉大なる自然の美しさが素晴らしい。。コロナが落ち着いたらアフリカいって、サファリとか草原とかいきたいなと思いました。

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