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Tomo美濃フルーツ探訪2020 vol.1 『PATISSERIE ASAKO IWAYANAGI』

東京フルーツ探訪2020 vol.1
『PATISSERIE ASAKO IWAYANAGI』

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先日、東京都世田谷区、等々力駅すぐのパティスリー『PATISSERIE ASAKO IWAYANAGI』【@patisserie.asakoiwayanagi】に行ってきました。今回は、その模様を詳しくレポート。

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こちらは、シェフパティシエール岩柳麻子さんがご自身の名を冠して、2015年にオープンされたお店です。2018年には、焼菓子の並ぶ『ASAKO IWAYANAGI PLUS』を併設。旬のフルーツを使った芸術的なパフェやケーキ、キッシュ、カヌレ、オリジナル焼菓子など、多彩なスイーツが頂けます。

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お店の外観は、安藤忠雄の建築を思い起こさせるような、コンクリートの打ちっ放し風。自己主張する看板もなく、実にシックな装いです。なんとなく歩いていたら、通り過ぎてしまいそう。しかし一歩、店内に足を踏み入れると、ショーケースの中には、宝石の如く輝く、珠玉のケーキたちが、ずらりと並んでいます。

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見渡すと、床、壁、ショーケース、紙袋からショップカードに至るまで、コンクリート色の、淡いグレイに統一されているのがわかります。フルーツの色味が実に映えますね。

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さらに変わっているのが、おしぼりの提供方法。銅製の小皿に、コインマスク的なものが1つ載っていて、細長い口のポットでお水を少し掛けてくれます。そうして水を吸って膨張したものを渡してくれるのです。あの忌々しい、おしぼり袋のゴミが出ない上、シンプルに美しい。パティスリーとしての美意識の高さが窺えますね。

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今回は『ゆく年くる年パフェ 〜ベリーと洋梨とともに〜』を食して来ました。
なんとも新年にふさわしい一品!しかし『パフェ』と呼ぶのも恐れ多いほど、完成されたデセールとなっています。

『フワンボワーズ』と『ピスタチオ』、2種類のソルベを中心に、フレッシュ苺、フレッシュ洋梨、羽ペンのように伸びたホワイトチョコレートと、半透明な円形の飴細工。繊細で華やかなトッピングです。

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食べ進めると、イチゴやラズベリーはもちろんのこと、フロマージュ、ブルーベリー、ブラックベリー、柚子ジュレ・レモンジュレが出てきて、グラスの底まであっさり完食。とっても美味しくいただきました。

『ゆく年くる年パフェ』は1月16日まで。新作パフェは、随時Instagramでお知らせくださってます。1月17日からは『パルフェビジュー ショコラ ティラミス』“Parfait Bijou Chocolat tiramisu”がスタート。

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通常メニューは予約を受け付けていらっしゃらないとの事なので、頑張って並びましょう!

ちなみに今回案内されたのは、店内最奥のカウンター席。スポットライトに照らされた、キッチン設備付きの、ハイカウンターです。テーブル席が並ぶ中で、ちょっとここだけ異質。

なんで?と思っていたら、こちらの最奥4席、毎月6日間だけ開催される、予約限定のデザートコース席でもあるようです。(つまりは一度に4名様限定。狭き門!)

2020年の新たな試みとして、シェフパティシエール岩柳麻子さん監修の特別なスイーツを、お店のパティシエールさんが目の前で仕上げてくれるそう。それでミニキッチン的なのね。

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初回となる1月は、主に北海道十勝の奇跡の無農薬マンゴー『白銀の太陽』、奈良県産イチゴ『古都華』を使用したスペシャルメニュー。主役級フルーツを合わせた、正にWヒロインのスペシャリテですね。

スイーツの完成までをエンターテインメント化した、とっても素敵な企画。
お値段も税込10,000円(90分)と、なかなかに素敵です。

すでに1月は、全回キャンセル待ちの模様。
2020年4月以降は、定期開催がスタートするとの事ですが、それでも予約を取るのは大変かもしれませんね。ご興味ある方、ファイトです!

この予約必須の『パルフェビジュー』に、初登場のクレープシュゼットとキッシュ、これらのデセールとのマリアージュを考慮した『ペアリングドリンク』が付いてきます。クレープシュゼットなら、目の前でフランベが見られるかも??

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最後に、公式HPから『PATISSERIE ASAKO IWAYANAGI』のコンセプトを引用しておきましょう。あなたの“発想の源”はなんですか?

『”notre inspiration, c’est vous.”インスピレーションの始まりは、あなた。』
なぜ私はケーキをつくるか、
『PATISSERIE ASAKO IWAYANAGI』をオープンさせるにあたって、その理由と深く向き合いました。
私のケーキづくり、その根元を見つめて気付いたのは、
ケーキ作りを通して出会えた人や人物によってインスピレーションを受け、
毎日作り続けられているんだ、ということでした。
出会いから始まり、ケーキができる。
新たな出会いにアンテナをはり、まだ見ぬケーキに思いを馳せる。
その人が求める、その物の魅力を引き出す、ケーキをカタチにしていきたい。
それが目の前に現れたときには、思わず食べずにはいられなくなる。
そんな誰かが幸せそうに頬張る姿を思い浮かべながら、
思い出に残るケーキをお届けできるよう、
私にしか作れないケーキを追求していきます。 皆様のご来店を心よりお待ち申し上げます。

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