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息子が行方不明、、、?!

[息子が行方不明になった話]

息子は小学4年生。一年生の時からバスに乗って学校に通っています。

ある土曜日、その日は土曜授業がある日でした。

土曜日になるとバスの運行時間が平日と違い、本数も少なくなっています。

いつも通りに「いってらっしゃーい」と見送りました。

その数十分後、もう学校が始まっている時間帯に

学校から電話があり「息子さんが学校に来ていません」と担任の先生より

バスが遅くてまだ着いていないかもしれないなと思い

その旨を伝え、きっともうすぐ学校につくはずに違いない。私はそう思って電話を切りました。

区から支給されている子ども携帯を本人は持っているので

息子の携帯に電話しました。

そしたら、1.2回ベルが鳴ったところで

「ブチっ」と切れたのです。

メッセージでも

「電話に出てください」「心配しています」
と送りました。

2回目の電話をするとまた「ブチっ」と切れる。

学校に出発したのもだいぶ前。

いつもは私たち親である父母に電話が大好きな息子で、返信が早いので

「誰かに誘拐されてたらどうしよう…」と

さすがに焦ってきました。

土曜日なので、夫にすぐに報告し

夫は走って学校方面へ

私は、GPSを確認したり再度電話を掛けたり

でも息子と連絡が取れない…登校途中に、、、

携帯も、どこかに捨てられていたらどうしよう…

手に汗握って操作しました。

結果、学校にすでに着いていて学校内であったため携帯の着信を切ったのだとか…。

夫から、学校にいるみたいだと電話をもらい

ホッと肩をなでおろし、

さぁ、家事に取り掛かろうとした私でしたが、

その時

無意識にした私の行動が衝撃的でした。

それは、冷蔵庫の中を開け

お腹が全然空いていないのに

そこにあったチーズを丸2つくらい

口の中に頬張っていたのです。

お腹が空いていなくて食べたい気分じゃなかったのに…。

その時我に返ったのですが、私の行動を客観的に分析してみました。

息子が行方不明になった、誘拐されていたらどうしよう!と体内ではアドレナリンを通り越してコルチゾールを分泌するくらい交感神経が優位になっていた。

身体は危機的状態。

無事であることを確認した時、身体は副交感神経優位へ持っていきたくて

無意識に「食べる」ということを選択。

「食べる」という行為は身体をリラックスさせ、副交感神経を優位にしてくれます。

私たちは、日々の中でも自律神経やホルモンなどが働いてくれて

状態の「バランス」を取ってくれています。

交感神経は「よしやるぞ!」「今日も頑張ろう」「仕事で一役買ってやるぞ!」みたいな時に優位に働きます。

よく交感神経優位であると、良くないと言いますが、交感神経が働かないと

日々の活力を見出せません。

程よい程度であれば、アドレナリンが「糖」を代謝してエネルギーとして切り出し活力にするのです。

ずっと交感神経が優位でも、身体は疲弊してしまいます。

だから、ある程度アドレナリンが分泌され続けると、身体は休む方向の副交感神経を優位にします。

そうやって身体はバランスを取っています。(写真2)

先ほどの私の状態は?ストレスが度を越し、交感神経の波が急激に上昇。

そうなると、身体はバランスを取ろうとするために

副交感神経の方へ急激に落とそうとします。(写真3)

身体は意識しなくても、バランスを保つために勝手に整えてくれるんですが、

ストレスが大きすぎると、落ちる程度も凄すぎる。

よく子育てで聞く話なんですが、

小さい頃に父親にかなり叱られて、正座させられて怒られていた。

そんな中なのに、叱られながら眠くなって寝てしまった。そしてまた父親に怒られる。

こんなことを経験した人もいるかもしれない(昭和感?笑)

この眠くなってしまう行動も、自分を防御するための行動なんですよね。

寝ることによって副交感神経を優位にして

バランスを保つのです。

身体の声に素直に聞くと、身体は勝手によく働いてくれます。

私がチーズを貪る行動も、身体が安定を保とうとしていたんだ…と受け止め

お腹が空いていなかったけど、チーズを最後まで食べました。

そして、最後に深呼吸を意識的にしました。

皆さんの日常の中でもそんなことがあるかもしれません。

無意識の身体の行動に目を向けると、どんなところに自分がストレスを感じているのか

わかるかもしれませんね!


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