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この地球からトラがいなくなる?!
こんにちは!
株式会社tomorrowの佐藤友美です。
1月も気が付いたら月末で、2022年が始まってあっという間に1ヶ月が経ちます!
今年の干支は寅年ということもあり、年始に「トラに願いを」という環境保全団体WWFの記事を拝見しました。
その記事によると、動物園に行けば当たり前のようにいるトラが、実は絶滅危惧種であり、
この地球からいなくなる可能性があることをはじめて知り、驚きました。
トラが絶滅危惧種になっている理由
トラは20世紀初頭には約10万頭いたと言われますが、現在では約4千頭を下回っているとのことです。
トラが絶滅の危機に瀕している理由は3点あります。
1つ目は私たち人間による毛皮や衣服に使用するための過剰捕獲。また一部の富裕層による遊猟があげられます。
2つ目は漢方薬の材料として使用されていることです。
現在ワシントン条約では、トラの体を使った漢方薬の輸出入は禁じられていますが、需要は増えており、残念ながら高値で取引されています。
3つ目は森林の減少です。
トラは主に森林に生存していて、農地開発、資材獲得の伐採により、この約100年でトラが生存する森林の9割が減少したと言われています。
https://response.jp/article/2022/01/01/352776.html
参考にしたURL
トラの減少による影響は?
トラが減少すると世界にどんな影響があるのでしょうか。
トラが減少するとトラの標的であるシカなどの草食動物が増えます。
もちろん草食動物が増加しすぎると植物が減少します。
植物が減少すると次世代のシカが飢餓し、さらに小型の草食動物、昆虫、鳥、サルなどの食べ物と住処が破壊され、しいては地球全体の環境破壊に繋がります。
また食物が不足すると草食動物が人の農作物を荒らし人間の食物減少にも繋がります。
トラの減少は野生動物のみでなく、環境、私達人類に対して影響が大きく、早急な対策が必要なのです。
https://response.jp/article/2022/01/01/352776.html
参考URL
トラの保護のためにできることは?
ここからはトラの保護のために重要視されていることを紹介します。
1つ目はトラの密猟やブラックマーケットでの取引による違法取引の調査、監視活動です。
ワシントン条約ではトラの毛皮や骨などの輸出を禁止しています。
2つ目はトラが行き来できる「緑の回廊(コリドー)」の計画です。
森林の減少の結果トラが住む地域は小さく分断されています。
そうなると食物が減少しても別の地域に移動することができません。
また新しいトラとの出会いもなくなり、近しい仲での生殖による障害の可能性も考えられます。
そのため複数の生息地を繋げ、トラが生活しやすい環境作りが必要なのです。
3つ目はトラが生存する自然環境を守ることです。
トラが生存する森林が伐採されている理由は、パーム油の生産によるものだと言われています。
パーム油はパンやポテトチップスなどの食用だけでなく、シャンプー等にも使用されるなど、世界で最も多く使用されている植物油です。
パーム油はアブラヤシという木から製造され、そのアブラヤシを栽培するために、多くの熱帯林が大規模に伐り開かれ、アブラヤシ農園に変えられてきました。
さらに、今後もパーム油の需要は増え続けると言われており、それによりさらなる森林伐採が進む可能性があります。
今のわたしたちの生活に欠かせないパーム油を、より環境や地域社会に配慮した「持続可能なパーム油」の生産に変えていく必要があるようです。
https://reanimal.jp/article/2022/01/03/3274.html
参考URL
最後に
今回はトラの絶滅危惧による影響と、現在すすめられている施策について紹介しました。
今回のトラの絶滅危惧について調べて感じたのは、普段生活していて知り得ないことがあまりにも多いこと、そして自分とは関係なさそうに思えることも実は自分の生活と相関関係があり、少なからず何かに影響を及ぼしている、ということです。
持続可能な社会の実現のために、あらゆる角度から状況を把握し自分ごとと捉え、微力ながらでもできることをやっていくことが重要だと感じました。
日々アンテナを立てて情報収集し、日々の生活と事業経営を通して、人間にとっても動物にとっても、より良い地球環境実現に寄与していきます!
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