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小さく咲いたから(一次創作 詩443)

泣きたくなかった
とても恥ずかしくて
とてもずる賢い
そんな行為だって
思っていたから

だけれどもどうやったって
限界はあるんだね

痛みが全身にまわっていって
感情とかまるで無視した
涙と嗚咽が困惑しているわたしを
貫いていく
まったくもって徹甲弾みたい

勝ち負けは関係ないけれど
悔しいのも事実だ

そんな残滓が積み重なって
いつも通りの片頭痛
猛烈な痛みで
涙が勝手に流れていく
どうしていつもこう

だって何かを待っていたり
昇華したいなんて思ってもいない

吐き気を伴って
ソラのまわるめまいを伴って
こうして何かが咲いていく
愛でてあげられないわたしは
結果として器の小さいモノ

見えているんでしょう
叫ぶわたしの笑っている小花が

(画像はわたし撮影)

未熟者ですが、頂戴いたしましたサポートは、今後の更なる研鑽などに使わせていただきますね。どうかよろしくお願い申し上げます。