喜びの隣りに 「嘘つき姫と盲目王子」 二次創作詩03
始めはね
慣れなかったなあ、やっぱり
だってバケモノのオオカミから
ニンゲンの女の子
しかも姫の姿だもん
もっともでしょ?
だけど、嬉しさが
たまらない嬉しさが
どんどんこみ上げてきて
わたしがしてしまったこと
わたしの不出来
償うのは当たり前だよね
なのに、それなのに
ただ喜びだったんだ
ただただ
悲しみにすら近いような
胸の痛い喜びだったんだ
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