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サウジアラビア旅行【神戸のモスクへ】

本を読んで少しだけイスラム教について予習してから、神戸ムスリムモスクへ行ってみました。

実は、神戸にモスクがあるとは知らなかったです!それも、このモスクは1935年に建てられた、日本で最初のモスクだったようです。

神戸・三ノ宮には、1年に数回行く事があるのですが、「まさかこんなところに有名なモスクが!?」でした(笑)

神戸在住のトルコ人やタタール人、インド人の貿易商達の出資で建てられたようです。

イスラム教徒以外でも内部の見学可能で、個人の場合は予約も要らないとのことでした。

女性に関する服装の規定は、長袖・長ズボン、ロングスカート(足首まで隠れるもの)等、身体の露出の少ない服装で訪問すること。
ショートパンツ、キャミソール、タンクトップ、ミニスカート等はダメ。
礼拝場に入る前には、スカーフやストールで髪を隠すこと、を推奨していました。

ということで、スカーフを持参し、女性用の入り口から2階の女性用礼拝所に上がりました。

礼拝所前のスペースでは、若い女性数名がスマホを覗き込んで座っています。礼拝している訳ではなさそうでした。

礼拝所の中に入ってみると、一人の女性が足先まで隠れるような長い服を着て、ある方向を向いて熱心にお祈りしています。立ったり、正座の姿勢でひれ伏して床に額をつけたり、また立ったり、座ったりしていました。

何回かお祈りが終わると、その女性は着ていた長い服を脱いで、礼拝所の棚に置きました。礼拝用のレンタルだったようです。

2階から1階の男性用の礼拝所を覗いて見ると、お祈りが終わったのか、スマホを見ながら座っている若い男性もいました。

眺めているだけだとあまりよくわからなかったので、日本語がペラペラのパキスタン人の方にお話をお聞きすることができました(^o^)

1日5回ある礼拝時間は、その地域の日没や日の入りの時間が季節によっても違うために変わることや、お祈りはメッカの方向に向いてすること、女性のお祈り用服のレンタルが準備されている理由など、教えてもらいました。

女性用のレンタルがあるのは、お祈り時に身体の露出の少ない服装になるため(手以外は腕も長袖などで隠す方が望ましい)と、床にひれ伏したりするからだそうです。

イスラム教徒はハラールのモノしか食べないと聞いてましたので、ハラールについても聞いてみました。

すると、ハラール認証されていない食べ物であっても、認証が大事なのではなく、製造メーカーに製造方法などを直接聞いてみて、自分がハラールだと思ったモノは食べるそうです。それらの情報はアップデイトされ、仲間内で共有されるそうです。

おお、そうなんだ~。
ハラールだけでなく、SDGsなどでも、認証自体が「ビジネス化」されてる部分もありますので、「実質を重んじる」ということなんですね!

ちなみに、モスクの近所にはハラールショップが数店舗ありました。その1つに入ってみると、店主は日本語ペラペラのパキスタン人の方でした。買い物をしに入店していた日本人の方達もなかなかユニークな方達で、お話を横から聞いているだけで面白かったです(^o^)

そして、神戸ムスリムモスクの建物自体も美しくて素晴らしかったです。

初めて行ったので、あまりよくわからないまま帰りましたが、次回は礼拝時間に合わせて行ってみたいと思います!


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