サウジアラビア旅行【Day2:石油関係の展示が面白い!】
●ダンマン/キング・ファハド国際空港から市内観光へ!
サウジアラビアと日本の時差はマイナス6時間。
今どきはスマホとスマートウォッチが連動しているので、現地の電波を受信するとすぐ現地時間になるのが便利ですね(*^^*)
さて、ダンマン/キング・ファハド国際空港に降り立ち、サウジアラビア人ガイドのハンサムさんに先導されて、移動用のバスへ向かいます。
空港建物から出ると、すぐ前に丸いドームの建物が見えました。あれは大きなモスクだったのでしょうか?
そして、見えている範囲で居るのは男性ばかりです。空港スタッフには女性はいたのに、女性はどこに?
ダンマンはサウジアラビア東部にあり、ペルシャ湾に面し、100万人以上が住むサウジアラビア有数の都市です。
この近くに世界最大の埋蔵量を持つ油田があるため、国営石油会社「サウジアラビアン・オイル・カンパニー」(サウジアラムコ)のお膝元です。
この街に住んでいる人はほとんどアラムコ関係の人らしく、アラムコあっての街のようです。
さて、バスに乗り込んで観光に向かいます。
ユーラシア旅行社の有り難いところは、ツアー参加者が少なめでも、バスは大きめを手配してくれている点です。
ベトナム・ツアーでもそうでしたが、1人で2席使える状態でした。これはとても楽です。
私は疲れとむくみ防止のために、時々、隣の座席に脚を伸ばして座ってました(シートベルトは緩めにしてます)。
大手旅行社の場合でも、催行人数をちょっと上回った程度のツアーだと、バスで1人が2席使える状態もあるようです。
長距離をバスで移動する場合は、それぐらい余裕がないと私にはちょっと辛い…。
バスが走り出すと、道路の周りはこげ茶色っぽい色の砂ばかりです。時々、地面を這いつくばって生えているような緑が見えます。
「ああ、サウジアラビアに来たんだな~」と実感しました。
建築途中の工事現場も多かったです。私は不動産賃貸業もしているので、建物には興味津々。
日本では、建築途中の状態が外から見えないようにシートで覆っていますが、ベトナムなど東南アジアや、ここサウジアラビアでも、何も覆っていません。
建築工事に関する法律の違いなのかもしれませんが、工事中に雨が吹き込んでも気にしないんだろうな~、といつも思います。
(サウジアラビアの場合は、雨は少ないでしょうけれど)
バスが進んでいくうちに、巨大な岩みたいな建物が見えてきました。
●サウジアラムコが作った「アブドルアジーズ王 世界文化センター」
巨大な岩のような建築物です。
King Abdulaziz Center for World Culture (アブドルアジーズ王 世界文化センター)で、通称「Ithra イスラ」です。
中には、博物館、子供用博物館、劇場、図書館、映画館、エネルギー展示、カフェやレストランなどがありました。
建物自体もそうですが、中も非常におしゃれにできていて、まるで欧米にある大規模な文化センターのようです。
博物館では、現代的な中東の芸術やサウジアラビアの文化、イスラム文化、アラビア半島の歴史などが展示されてました。
企画展として、「Net Zero Exhibition」という現代アートも開催されていました。
地球温暖化や気候変動等に関して、問題提起している作品展示です。
写真の真ん中あたりに見えるのが、頭以外の身体が水の中に沈んでいる子どもと、瓶やカップなどゴミが水面に浮いている作品でした。
「もうすぐこんな風になってしまう…」という意味でしょう。
この企画展にはサウジアラビア人アーティストも2人参加していて、そのうち、少なくても1人は女性のようでした。
どれが彼女の作品かはわからなかったのですが、今のサウジアラビアでは女性もアーティストとして活動できるようです。それもビックリでした。この写真では、髪は隠していますが、顔は見えるようになってますね。
下の展示は、サウジアラビアの伝統的な建物の模型です。
右の建物は外壁に木製の何かをつけているそうです。雨が外壁に直接かからないため、だったと思うのですが。
左は日干しレンガの建物だったかな?
添乗員のナオさんが詳しく説明してくれたのですが、すっかり忘れてしまいました…。
なぜなら、ドバイでの乗り継ぎも含めて13時間以上を飛行機の中で過ごしてたので、すっかり疲れてまして…。
展示室にはイスがなかったので、展示物と展示物の間の隙間で、1人こっそり座り込んでいたほどです。
●石油展示が、産油国サウジアラビアならでは!
でも、「エネルギー展示」室では、石油がどうやってできたのか?等の展示があり、興味深く見ました。
地球の地下に眠る石油の模型。
ちなみに、どのような状態で石油が埋蔵されているか?等により、石油にグレードがあるそうです。
石油の採掘の模型。
世界各国の石油の1日の産出量が、各ドラム缶(各国の産出量)ごとに示されてました。
産出量が多いほど、ドラム缶の位置が上になってました。
最近は米国でシェールガスから石油が採れるようになったので、米国の産出量が多く、上の方のドラム缶でした。
サウジアラビアも上の方でしたが、イラクやカナダ、中国もけっこう産出しているようでした。
こんな展示はサウジアラムコが作った文化センターでないと、なかなか見れないでしょう。そういう意味で、非常に面白かったです。
でも、サウジアラビアは石油依存から脱却しようと頑張っている最中です。旅行中にその取り組みを知ることができました。その事は追々書いていきます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?