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その内容、大丈夫?セルフブランディングを見直してリスク回避を行おう

みなさんこんにちは。フリーライターのつじです。

在宅勤務の方も増えてオンラインで営業活動を行う方も増える中ですが、みなさんはオンライン上での自分の見せ方を意識したことはありますか?

フリーランスはセルフブランディングを行わないと埋もれてしまう世界ですが、やり方や伝え方を間違えると相手に誤解を与えたり、足元をすくわれたりすることも。

また、自分が気づいていないうちに誤解を生んでしまうと大きな、トラブルやイメージダウンに繋がる可能性が生まれてしまいます。

今回は、フリーランスの人が気をつけるべきセルフブランディングの注意点をみなさんにお伝えします。

このnoteはこんな方におすすめです!
・セルフブランディングを強化したい方
・SNSを見て連絡をしてきた人からの受注・信頼度を上げたい方

セルフブランディングは「正しい形の自分を見せる」ために行うこと

SNSのプロフィール文章や掲載内容、ブログなどを使うとより多くの人に自分のことを知ってもらうことができますが、自分というものを良く見せたくなることもありますよね。

自分を良く見せたくなる気持ちは誰にでもあり、決して悪いことではありませんが、実は良く見せすぎず「正しい形を見せる」ことが大切なんす。

なぜ、良く見せすぎないことが大切か。理由は以下3点になります。

・相手に誤解を与えないため
・接する前と後の印象乖離を少なくするため
・トラブルが起こりそうと思われないため

当たり前のことと感じる方もいるかと思いますが、改めておさらいしましょう。

相手に誤解を与えないため

言葉というのは見たり聞いたりした人によって受け取る印象が違うもので、自分が発信した文章の内容も受け取る人によって印象が変わるものです。

自分を最大限良く見せるとSNSなどからの問い合わせが増える可能性は増えるでしょう。また、業務内容をざっくりと書いて「聞かれたら説明すればいい」と思っている方も少なくないはず。

しかし、問い合わせがきた後に「自分の認識と内容が違った」と思われたらお互いの時間も無駄になり、相手をがっかりさせてしまいます。

相手に誤解を与えないことは、相手の時間を無駄にさせない一つの手段です。あなたができる思いやりや気遣いのひとつだと考えてください。

接する前と後の印象乖離を少なくするため

人と人は接触回数が増えれば増えるほど、相手への理解が深まるものです。第一印象で「この人はキチンとしてそうだ」と思われても、そのまま良い状態を突き通せば良いと思う方も多いでしょう。

しかし、自分の評価を決めるのは自分自身ではなく他人です。

第一印象が良い状態でも、相手が正しい形のあなたを知ったときに「こんな人だとは思わなかった」と失望して離れる可能性も生まれます。プライベートでこのような事案が起きてしまっても気にならないかもしれませんが、ビジネスで人が離れる=ひとつの取引先を失うことです。

どんなに自分を良く見せても、人は徐々に正しいあなたを知ることになります。時間が経つつれにイメージダウンになる事案になることは避けましょう。

トラブルが起こりそうと思われないため

人は接する人を選ぶときや仕事相手を選ぶときになるべく「コミュニケーションの工数をとらない人」や「トラブルが起きないと安心できる人」を選ぶのが一般的でしょう。

しかし、物事を正しく伝えようとしないでいると認識の齟齬が起きるリスクが高まり、「この人と仕事をしたらコミュニケーションに時間をとられるし、トラブルが起きそうだ」と捉える人もゼロではありません。

会社単位でリスク要因と思われる人にならないためにも、正しく伝えることを念頭にセルフブランディングを行ないましょう。

セルフブランディングで気をつけるべきポイント

それでは、実際にセルフブランディングで気をつけるべきポイントをチェックしてみましょう。

あくまで私の考えになりますが、信頼性のあるセルフブランディングを行うためには以下3点のポイントに気をつけることが大切かと思います。

・記載内容の真偽を誰かが調べようとしていることを念頭に置く
・数字は誰が調べても把握できるものだけ提示する
・SNSやブログなどは誰が読んでも正しく認識できる内容を書こう

一般的にも上記3点は定番になるかと思いますが、順を追って解説していきます。

記載内容の真偽を誰かが調べようとしていることを念頭に置く

人のSNSやブログを見たときに真偽を疑った経験はありませんか?

人は見えない数字や内容に疑いをかけたくなるもの。自分のSNSやブログなどに記載した事実内容を「それって本当?」と思い調べる人が居ることを念頭に置きましょう。

特に、ビジネスの取引はリスクを回避するために、事前に相手のことをネットなどで調べることが多くあります。(会社間の取引で、帝国データバンクなどを使用して反社会的勢力ではないかチェックを行うのと同様)

取引の際は調べて出てきた情報を元に判断しますが、情報がないor違うと思われた場合「内容を盛っているor虚偽がある」と捉えて「この人は嘘を書いているから気をつけて」とNGが出てしまうことも。

セルフブランディングを行うときは、常に誰に調べられても大丈夫なことだけを書くようにしましょう。

数字は誰が調べても把握できるものだけ提示する

数字の記載することで自分の影響力や実力・実績などを示すことができますが、その数字を見た全員が「なるほど」と納得しているか考えたことはありますか?

面識のない人がプロフィールなどを読んだときは「この人の内容には嘘がない」と腹落ちするまで時間がかかります。そして、嘘がないと安心するのはネットなどでリサーチをしてからです。

そのため、数字に自分の収入やPV数などの「パッと調べても出てこないもの」を書くのは信頼を得るのに時間がかかるため避けましょう。また、収入を書いても誰も得をしません。今すぐ消してください。(年収から単価を逆算して足元を見られたら、単価アップも難しくなりますよ!)

それでも何かの数字を出したい方は「調べなくてもすぐに分かる数字」や「キャプチャなどのエビデンスを提示できる数字」のみを出すのがおすすめです。

SNSやブログなどは誰が読んでも正しく認識できる内容を書こう

人は育った環境や考え方が異なるため、同じ文章を読んでも読むポイントや得る印象が違うもの。

SNSやブログなどでは顔を合わないことから認識の齟齬が起こりやすくなるため、より分かりやすく、且つ相手が自分のことを正しく認識してくれるように文を記載することを心がけましょう。

例えば私の場合は「ライター」とだけ書いていたとします。この言葉だけを見た人は、雑誌なのかWebなのか、Webの中でもタイアップ記事なのかSEO集客を目的にしているか、など考えるでしょう。

そのため、全員が正しく「つじともみはWeb上に出すSEO集客を目的とした記事の執筆を行っているのか」と認識するとは限りません。

しかし、ここに「ライター(SEO)」と記載したりリンクに実績を添付したりすると、認識の齟齬が起きにくくなるでしょう。誰が読んでも理解できる内容を書くことも思いやりのひとつであることを忘れないようにしてください。

セルフブランディングを正しく行わないとどうなる?

ここまででセルフブランディングを正しく行うことの意味や気をつけるべきポイントを解説しましたが、実際にトラブルが起きていないと「そのままでも良いのでは?」と思う方も多いはず。

しかし、セルフブランディングを正しく行うことは以下のトラブルを起こさないための手段でもあります。ここから説明する事案がおきるとどうなってしまうか、キチンと認識して正しい情報を分かりやすく伝えることを心がけましょう。

自分の信用度が下がる

人と接した時に本人が「自分はこれだけできて、実績が○○で…」と言われた後、調べてみたらその内容が出てこない、時間が経つつれに言っていた内容が疑わしいと感じてしまったとき、あなたは相手のことをどう感じますか?恐らく、多くの人が相手に大きな期待や希望を抱かなくなるでしょう。

セルフブランディングを行うときにより自分を良く見せようとする、誰かに調べられるとよろしくない内容を記載すると、時間が経つつれに自分の信用度が下がってしまいます。

正しい情報を伝えるのは何かあったときに相手をがっかりさせないための配慮でもあります。信用度が下がる前に発信内容とネット上に出ている情報と相違がないか、客観的に見て判断をしましょう。

集客目的の場合は景品表示法などに該当することも

SNSやWebサイトを広告として使用するときにより良く見せる、お得に見せるために数字のマジックを使ったり○○より✗✗の方が良い、などの表記を記載したことはありませんか?

実は、言葉の表記は可能なものが限られており、内容によっては景品表示法違反に該当することもあります。

SNSはいつ、どんな価値観を持っている誰が見ているかは分からず、どこで足元をすくわれるか分かりません。特に自分で広告を配信する方や商材を販売する方は景品表示法もチェックしておきましょう。

以下のサイトが分かりやすく書いているため、参考までにシェアします。

あくまで私個人の意見ですが、セルフブランディングを行うときは景品表示法に違反しないように書くことを心がけるとリスク回避になるため、フリーランスの方全員把握することをおすすめします。

正しく伝える=リスクを回避すること

今回は、SNSなどで自分の情報を正しく伝えたい方やリスク回避をしたい方のために、ブランディングで気をつけたいポイントをお伝えしました。

人と会うことが少ないオンラインは認識の齟齬やトラブルが起きやすいものです。今回紹介した内容が一つでも参考にして正しく伝えるセルフブランディングを行ない、コミュニケーションが円滑になる方が増えたら幸いです。

それでは、また。

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