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一番楽で一番マイナスなこと

一番楽で、一番マイナスなことって何だと思いますか?

僕は「逃げる」ことだと思いました

問題が課題があった時に、立ち向かわないのは簡単です
だって傷つかないし困らないから

しかし、その楽を繰り返すと痛いしっぺ返しがやってきます

僕の経験を踏まえて、皆さんにそうなって欲しくないという思いで話をさせてもらえればと思います

逃げてはいけない、ではない

最初に言うこととして「逃げてはいけない」ではありません

逃げた方がいい場合もあります

僕の場合は24歳の時に飲食業界から逃げました
大学卒業後の最初の就職で飲食業に入り、いろいろあって(それはまた別で)1年で辞めました
次にそのまま、別の飲食業に就職しました
前が1年働いただけなので、第二新卒レベルの扱いでした
そこでも1年働いて辞めました

では、なぜ1年で辞めたのか
それはどちらの会社にも将来性を感じなくなったためでした
僕が辞めた後、どちらの会社も半年以内に倒産

それを見て、「飲食業界は大手じゃないと無理」と思いIT業界に転職しました
この時、また飲食業界に行くという手段はありましたが、IT業界ですでに15年以上勤めていることを考えると、逃げてよかったと思います

逃げてはいけない事

では逃げてはいけない事は何か

それは以下になると思います

・やった方が良いこと
・自分の問題や課題
・他人との摩擦

それぞれ見ていきましょう

やった方が良いことから逃げない

僕は太っていますが、太っていることより、痩せている方が健康面や見た目からもプラスに働くことが多くあると思います

ただ、瘦せるためには「定期的な運動」「食事の改善」という面倒なことをしないといけません
だから、多くの人は「楽に痩せれる方法はないかな」と思って探るのです

しかし、楽に痩せる方法なんてほぼないと言ってもいいでしょう
(CMなどで「これで痩せました」というのがありますが、あれはプロモーションのために、そのものを取りながら見えない努力をしていることがほとんどです)

つまり、運動や食事改善といったやった方が良いことからは逃げてはいけないのです

今回はダイエットを例にしましたが、面倒なことだけど人生の上で必要なことがたくさんあります
そこからは逃げてはいけないと思います

自分の問題や課題

自分の欠点や直した方が良いことは目をそむけたくなるでしょう

僕もそうしていました
その方が悩んだり、傷ついたりしないし、楽だからです

しかし、楽を選択すると成長することが無く、後になればなるほど損をすることになります

僕は20代の頃、仕事とゲームばかりしていました
仕事も偶然が重なり、一人で作業することが多く、自然と一人でいることが多くなりました
さらには女性が苦手で仕事以外での会話をしたことがありませんでした

20代後半のころ、自分の会社に新しい上司が来ました
その方は、僕が別のプロジェクトでお世話になっていた部長さんで非常に能力があるだけではなく、ちょい悪オヤジのタイプの方でセクハラめいた発言をしても笑って許される、そんな方でした

ある日、その方が「飲みに行こう」という話になり、同僚数名と飲みに行くことになりました
ずっとお世話になっているし、尊敬もしているので喜んで飲み会に行ったのですが、その場には知らない女性が数名

どういうことか?と思ったのですが、部長が通っている病院の看護師さんで面白そうだから、みんなで飲もうとなりました

要は合コンをセッティングされていたのです

他の同僚は喜んでいたのですが、僕は複雑でした
知らない人と話すのは苦手だし、ましてや女性
その時、どんな話をしたのかも覚えていません

当然、楽しむこともなく、ただただ苦しい時間でした

そんな経験があり、そこから何年も女性と話すことから逃げていました

しかし、30代半ばを過ぎて、もう一度問題にぶつかりました

それは自分がビジネスのコミュニティに参加したことで、男女が入り混じる空間が当たり前の場(パーティとか飲み会)に行くことになったことです

一番最初のそうした場からは、すぐに逃げました
その場にいて辛かったからです

「こんな面倒なことには関わるまい」
と思ったのですが、楽な道の選択はマイナスになることも意識していたので逃げずに立ち向かうことにしました

そのおかげで今では、普通に女性と話せるレベルまでになれました

他人との摩擦

「ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨かれない」
という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
これは、ダイヤモンドを削る研磨機には、細かいダイヤモンドがちりばめられていて、それでないと、ダイヤモンドを削ることができないのです

それと同じように、人間も人間でしか磨かれないのです

人間が磨かれるのは摩擦があってこそです

すなわち、人と深く関わることです

人と深く関わる中で、必ず選択肢がでてきます

これは日本人の特性にもあるのですが「灰色の決着」というあいまいな回答をすることがあります

例えば、「今度、サーフィン行かない?」と誘われたとして「行きたくない」とします

そんな時に簡単に逃げる方法は
「その日は予定があって」とか「今、忙しいから」
という返事だと思います

そういわれると「また今度ね」と言われて、また誘われて断る
この繰り返しになります

ここでは摩擦は生まれず、誘ってくれた人との関係も変わりません

こんな時は、相手とぶつかるかもしれないことから逃げずに、はっきりと「行きたくない」と言った方が良いのです

そうすると、相手が本当に一緒に行きたいなら「どうして?」となり、お互いの思いをぶつけあう機会にもなると思います

こうした摩擦が人を成長させるのです

まとめ

逃げることは一番簡単なことです
しかし、それは「成長しない」という一番のマイナスを生み出します

僕も一杯逃げて来ました
逃げて、逃げて楽をして
ふと気が付くと苦しい状況になる
そしてまた逃げる
さらに苦しくなる

このスパイラルから抜けるには「面倒と思うことから逃げない」
というのが正しい行動だと思います

これは僕自身への戒めでもあります

皆さんも「面倒なことから逃げない」ということを意識してみると、変わることはたくさんあると思います

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