歌詞について思うこと

俺の書く歌詞は饒舌ではない。
読む人によっては単なるイメージの羅列と捉えられるかもしれない。
これは俺の好みであって、他の作家が書く歌詞もシンプルなものに惹かれる。

歌詞の作者は何らかの意図があって書くのだろうし、その意図を伝えるために数多くの言葉を要する人がいることは理解できる。
また言葉は音でもあり、メロディに乗せたときのグルーヴ感を重んじる人もいると思う。

俺は日本語を使ったラップという音楽ジャンルが苦手なんだが、物凄く多くの言葉が独特のビートに乗って繰り出され、聴き取るのに苦労することになる。
この情熱的な表現方法に、ごく短い言葉を乗せてみたらどうだろう。
たとえば「愛してる」という言葉を。
1曲まるごと「愛してる」とリフレインする「愛してる」というタイトルの日本語のラップ曲はあるのかな。

俺はもう歌えなくなったので、今後は歌詞を書いて他のクリエイターに作曲して歌ってもらう方向でいこうと思っている。

なんせ楽譜が書けないから、頭の中にあるメロディをこの世に発現させることが難しい。
これまでは、自分で歌いながら簡易的に録音しておき、ある程度定着したら、相方と一緒に演奏するという流れで作曲していた。

これから書くであろう歌詞も、相変わらずミニマムなものになると思う。
それにメロディが付きリズムに乗って歌われたとき、一つの確かな世界が確立されるなら本望である。

歌詞@Zipanguの薔薇
http://sunmoonrecords.net/zipangu/lyrics/

歌詞@TOMO
http://sunmoonrecords.net/tomo/lyrics/


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