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長く一緒に挑戦し続けて欲しいから【パパデビュー応援休暇】を導入しました。というhokanの話
InsurTechスタートアップのhokanでSBOを担当しているともこです。
経理財務人事労務総務法務などを兼任しています。hokanのおかんです。
この度hokanでは【パパデビュー応援休暇】を制定しました。
hokanは男性の育休も推奨している会社だよ
ということを、みなさんに知っていただけたらなと思います。
私のこれまでの経歴はこちらをご覧いただければ嬉しいです。
◆前提にあるhokanの想い
hokanは「保険業界をアップデートする」というミッションを掲げています。これは実現にとても長く時間がかかること。だから無理なく長く戦い抜くことが重要だよね、というのをみんなに伝えています。
そして長くコミットしてもらうための仕組みを充実させ、長くコミットしてくれる方に感謝を伝えたり、評価をするということに取り組んでいます。
例えば、在籍1000日には全社をあげてお祝いをします。
みんなからビデオメッセージとプレゼント。先日私も1000日を迎えてお祝いしてもらいました。感動するやつ。
他にも、ストックオプションの制度がありますが、付与の指標のひとつに在籍日数ベースがあり、入社した1日目からポイントで受け取れる仕組みにしています。
あとは、hokanと言えば遅刻早退欠勤控除を一切しない完全裁量労働制でフルフレックスな勤務形態とか。
毎日毎月所定労働時間以上を無理に働かなくても控除しませんよということです。職種やチームごとに多忙な時期はずれるし、プライベートの事情も異なるわけなので、各自各チームが責任を持って始業終業を決められて、プライベートな中抜けもokにしています。無理なく、長く働き続けてもらうために。
(労務管理の詳細はこちら↓もご覧いただけると嬉しいです。)
◆誰しもに育休を選択できる自由を
社員に長くコミットしてもらうためには、ご家族の協力が大切だと考えています。社員本人の生活も、ご家族の生活も、働き方が大きく影響します。そして、社員とご家族の幸福度は会社でのパフォーマンスに大きく影響します。
国連の世界幸福度報告書によると、
人生で何をするかを選択できる「自由度」
が幸福度に強く影響するということです。
人生のライフステージが変わるようなイベントも、当たり前に自由度高く選択できる会社でありたい。
(2021年6月11日全社会議資料より)
ということで、育休の制度を整えることにしました。
◆hokan【パパデビュー応援休暇】の概要
今回制定した制度は
配偶者の産前産後期間に、特別休暇を有給で5日間付与します
といういたってシンプルな設計です。
配偶者が出産する場合に、産前6週から産後8週(多胎児は14週)の期間で、5日間の特別休暇を有給で付与するという仕組みです。
現行の国の制度では男性が取得できる育休は赤ちゃんが生まれた後から。
でも、特に初めての出産を控えるママは、予定日が近づいてきたら不安でしかたないし、2人目以降の場合でも上の子のケアで大変なのです。
だから産前からも取得できるようにしました。
取得可能時期を産後8週(多胎児は14週)と産休期間に合わせて限定したのは、目的に沿った取得を促すためです。
わかりやすくパパデビューとしていますが、性別は問いません。
◆【パパデビュー応援休暇】に期待する解決したい課題
スタートアップの場合は、
人員が少なかったり、まだまだ属人化してしまっている業務があったり、在籍日数が短かったり、育児未経験だったり、会社に育休の実績が少なかったりで、男性の育休自体に、本人も会社にも積極的になりにくい要因がたくさんあります。
人員が少なくて育休が取りにくいという要因は排除すべきだし、
そうでなくとも属人化は減らしていくべきだし、
在籍日数が短かろうがこれから長くコミットしてもらうほんの短い一部でしかないわけだし、
実績がないから逃げるなんてスタートアップたるものなんじゃそりゃなわけです。
育休を取ると意思決定したことも、それをサポートするとチームが意思決定してくれたことも、いろんな経験が必ずみんなの人生を豊かにする。
とは言えども、いきなり育休取得するぞさせるぞというのは、やっぱりちょっと不安が残るかもしれません。
だから、練習しようみんなで。育休のイメージがつかめるように。課題を洗い出して解決しよう。
そして、みんなで育休の取得を推奨する組織づくりをしていこう。
そんな想いを込めて、【パパデビュー応援休暇】にしました。
◆5日分有給休暇として決断をしたプロセス
【パパデビュー応援休暇】は法で義務付けられているものではなく会社の制度なので、無給でも有給でも何日にするのかも、設計が可能です。
でも無給の選択肢はhokanにはありませんでした。
hokanは欠勤控除なしの完全裁量労働・完全月給制です。無給休暇にして月給から控除するというのは道理に合いません。
hokanには「MASSUGU」というバリューがあります。バリューに忠実に矛盾なくまっすぐな意思決定をすると、もちろん有給でした。
付与日数は1日でもよかったし、条件を付けたりもできたかもしれません。
でも育児や家事の経験上、ほんの1日をスポットで休んでも成果や満足感を味わうのは難しい。継続する時間軸の中で同じことを繰り返し経験して成果を出せるものです。だから、意義のある制度であるためには複数日である必要がありました。
連続で取らなければいけないルールにはしていませんが、5日あれば1週間連続取得もできますし、複数日連続と必要なスポットを使い分けることもできます。
ということで、「5日分を有給で付与」を経営陣へ相談。
わかりました!と快諾いただいて決定。私自身が母親であることの経験値、労務担当者としての意見をいつも尊重してくれる経営陣には感謝感激です。
◆最後に
この夏、hokanでは初めて男性が育休を取得する予定です。
産前から奥様の里帰り出産先よりフルリモートで勤務をし、産前産後で育児目的休暇を取得して、奥様と赤ちゃんが自宅に戻られた際に育休を取得する計画をたてています。先日は奥様もご一緒に育休プランについて面談を行いました。
専業主婦やら不妊治療やら育児やら時短復帰やらフルタイムでの仕事との両立やら、私が経験してきたことのすべてを、hokanのおかんとして、社員と社員のご家族が幸せにhokan lifeを送っていただけるための組織づくりに捧げたいと思います。
そんな組織づくりを一緒に取り組んでいただける仲間も大募集しています!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
おしまい。
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