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赤ちゃんもお母さんも心地よい。妊娠生活3つのポイント

いつも仕事でお世話になっている女性出版プロデューサーさん。今、2人目を妊娠中です。初産の時に早産だったそうで、今回も早産の可能性が高いとかかりつけのお医者さんから言われたそうです。

「なるべくお腹にいてほしいのですが、なにかよい身体の習慣があれば」と相談を受けました。

お腹の赤ちゃんが居心地の良い状態って?

私は別に医療関係者ではないのですが、たまたま結婚前に整体協会 身体教育研究所との出会いがあり、育児や身体の使い方について稽古させていただく機会がありました(今もお世話になっています)。そのご縁で素晴らしい助産師さんをご紹介いただき、3人の子どもを自宅で自然分娩で産ませてもらいました。その後も不登校になったり、高校に入るのに一浪したりしましたが、世間のペースではなく、一人一人の子どものペースを大事に過ごして来れたかなと思います。

特別なことはしてないのですが、そんな訳で妊婦さんや若いお母さんからの相談を受ける機会が多いのかもしれません。自分の経験とか、こんなことで悩んでいたな、というのを思い出してお答えする程度なのですが。

今回のお母さんは、仕事を抱えながらの第2子出産ということと、コロナウィルス感染症でちょっと精神的にもストレスフルな状態なのかなぁと感じました。

そこで、まず赤ちゃんがお腹にいて居心地がいいなーって状態にしてあげることが大事だよ、とお話ししました。

それには、3つのポイントがあります。

・冷やさない

・なにごとも赤ちゃんのペースで

・イライラしない

<冷やさない>

最近気候がおかしいから、冷えやすくなっていると思います。昼間は日差しが強くて暑いけれど、日が落ちると風まで冷たくなりますよね。
妊婦さんは、骨盤がどんどん開いていくので、ただでさえ冷えやすい。この気候では、ちょっと油断するとすぐに冷えに繋がります。冷えると、羊水を増やして、なるべく赤ちゃんが温かく居られるように身体が工夫するそうです。羊水が増えた状態が続くと、お腹が大きくなりますよね。赤ちゃんはそんなに大きくないのに、お母さんのお腹ばかり大きくなるのは冷えが原因の場合が多いようです。

<なにごとも赤ちゃんのペースで>

早産しないように、なるべく安静にしなきゃと思っている妊婦さんは結構多いのではないでしょうか。実は動かないのはかえって良くないです。
重いものを持ったり、背伸びしたり、早く歩いたりすることはもちろんダメですが、赤ちゃんのペースで行動することが大切です。1日1〜2回、30分以上、赤ちゃんに話しかけながら歩いてください。ついでの散歩はNGです。

私は臨月の時は2時間くらい歩きなさいと言われ、毎日早朝2時間くらい歩きました。2人目、3人目の時は仕事も始めていたので、難しい時もあったのですが、できる限り歩きました。

赤ちゃんのペースは大人よりゆっくり目です。そのペースで歩いていると、普段全く目に入らないものに気がついたりするんですよね。その新鮮さも面白いし、生まれた後もその気持ちを覚えておくと、物事を違う角度で見直すことができて、赤ちゃんってアーティストだなぁーって素直に感心できたりします。

ついでに申し上げると、自分の普段の行動全てを、赤ちゃんの行動に置き換える、赤ちゃんは今何をやりたいのかな、と考えて、話しかけながら行動する。すると生まれた時に話がすっと通る子になってるよ、と言われたことがあります。嘘みたいな話ですが、やってみると本当にそうなんです。赤ちゃんは言葉ではなく、「気」みたいなもので感じて、彼らなりに理解するようです。

<イライラしない>

普段の自分のペースで動けないと、イライラすることもあります。それに、家族の理解が得られなかったり、社会のペースと合わなくて何かを我慢しなければならない...そういう時はイライラしないように、とか、気持ちをゆったり持とう、と頑張っても、まず無理です。

何かが起きた時に、マイナスを与えても解決にはなりません。人間は必ず反発する動物だからです。そんな時は、私はイライラを認め、抱えたまま何か違うことをするようにしています。音楽を聴いたり、庭で草木の世話をしたり、花を生けたり、絵を描いたり...別のベクトルで集中できることをします。全く違う第三のことが出てくると、人間は不思議とそっちに集中します。無理に集中しなくちゃ、と頑張らなきゃいけないことではなく、自分がその時素直に集中できるものがいいと思います。

これは実は、子どもが生まれた後にも使えます。日常生活では、子どもの意向に常に添える訳ではないですよね。例えば、仕事で急いでいる時に、遊んでとせがまれたり、スーパーで買い物している時に、ちょっと高価なお菓子を欲しがられたり....。そんな時に、できない、ダメ、というのは簡単ですが、子どもはそれにしおらしく賛同するでしょうか?まず無理ですよね。子どもは拒否されれば、必ず反発します。そんな時に、この「全く違う第三の集中できる何か」が役に立ちます。

その子が今、興味を持ちそうだな、ということを押し付けず、さりげなく提案すれば、だいたいそちらに集中が移っていきます。詳しくはこちらに書いてますので、よかったらご覧ください。

おわりに

「赤ちゃんもお母さんも心地よい妊娠生活」ということで、自分の経験から3つのポイントについてお話ししてみました。

ただし、これらは早産防止に効きます、というものではありません。妊婦さんや赤ちゃんの状態に個人差もあるので、あくまでも心がけ程度にとらえていただければと思います。

ただ、こういう風に過ごすと、妊娠生活はより楽しめますし、生まれてからの親子関係にも良い影響があるように思います。

考えてみれば、赤ちゃんがお腹にいる10ヶ月間は、親子のコミュニケーションの土台を築く大切な時間なのかもしれません。顔も見られず、喜んでいるか泣いているのかもわからない中で「もしかしたらこうかな?」とか「こうして欲しいのかな?」とあーでもない、こーでもないを繰り返すうちに、お母さんとしての観察力と想像力が養われていくのかも。

よかったら試してみてくださいね。








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