2月21日は「漬物の日」【記念日⁺】
おすすめのアレンジレシピ「漬物×パスタ」も紹介しています。
漬物の日とは?
この日は、漬物産業が制定した記念日。つけものの普及を目的に制定されました。
日付は、8月21日の「香り物祭」に由来します。香り物祭りは、名古屋市郊外にある「萱津(かやつ)神社」で例年行われる祭事です。同神社には、漬物についての言い伝えがあります。
その昔、秋になると付近の住民が、豊かな自然の恵みに感謝し採れる野の初物と、海から採れる藻塩(もしお)を、萱津神社に初穂としてお供えしていました。しかししばらくすると腐ってしまうことから、お供えものを甕(かめ)備えたところ、野菜は程よい塩漬けになったという。
時がたっても変化しない不思議な食べ物を神様からの贈り物として尊び、諸病の免除、万病快癒の護符として、保存食品として蓄えるようになりました。そしてこれをいつからか「香の物」と書くようになりました。
参考:全日本漬物共同組合連合会 毎月21日は漬物の日
この言い伝えから、萱津神社では毎年8月21日に「香の物祭」を行っており、この香り物祭りにちなみ、漬物産業では毎月21日を漬物の日としました。
野菜のつけものは、食物繊維(ダイエタリー・ファイバー)やビタミンなどが多く含まれているうえ、発酵菌によって多種多様なビタミンも蓄積されています。上手に取り入れたいですね。
参考:漬物に含まれる栄養素
漬物の種類
漬物には非常に多くの種類があり、分類方法もいくつかあります。ここでは、貯蔵時期による分類で紹介しましょう。
貯蔵方法では、3種類。即席漬け・一夜漬け・当座漬け・保存漬けに分けることができます。
・即席漬け
1日~2日のうちにできる漬物。半日くらいつけたものを一夜漬けといいます。食材の食感・風味が漬け込む前の生の感覚に近いのが特徴です。しょうが・みそ・とうがらし・からしなどを使った風味を高めます。
・当座漬け
2日~3日、1週間~2週間でできるもの漬物。”当分のあいだ食べる”ためにつけて食べるの意味があります。
・保存漬け
1か月~2か月、5年~6年貯蔵する漬物。日がたつほどに味がよくなります。ゆっくり醗酵させるために塩分濃度を高めることが大切。材料に対する塩の割合をポイントに漬けます。
食べるタイミングに合わせて、食材を上手に漬けて楽しみたいですね。
食材ごとの漬け方が知りたい場合は、全日本漬物共同組合連合会の漬物製造法を参考にしてみてください。
漬物の製造法
白菜漬、茄子調味浅漬、砂糖しぼり大根、グリーンボール漬、千枚漬、鮭のはさみ漬、ニシン漬、野沢菜漬、広島菜漬、高菜漬、カラシ菜漬、搾菜(ザーサイ)、キムチとその関連漬物、ペチユキキムチ、カクテキ、調味梅干・カリカリ梅、調味梅干 など
千両なすの浅漬け
つけものの日にちなみ、地元特産品の漬物を紹介します。
・千両なすの浅漬け
「千両だしても惜しくない!」ということから名づけられたとされる千両なすの浅漬けです。千両なすは、実も皮もやわらかいことから漬物の定番として、古くから用いられています。
千両なすは「いちのみや食ブランド」認定商品のひとつ。愛知県一宮の歴史や文化が感じられる食品とされています。
写真の商品は、愛知県一宮市に本社をおく「三井食品工業」の千両なすの浅漬けです。
あっさりとして口当たりやわらか
千両なすの浅漬けは、表面は茄子の鮮やかな紺色で中は白色。手に取ると程よい柔らかさですが崩れることはなくしっかりとしています。包丁を入れると、皮も中もやわらかなことがすぐにわかりますよ。
あっさりとした塩味。浅漬けとは思えない、口当たりは千両なすならではなんでしょうね。非常にやわらかでした。おいしかったです。
ちなみにお漬物を食べる習慣。我が家にはないため、お漬物はいつもアレンジレシピをしています。
アレンジレシピ「漬物×パスタ」
千両なすの浅漬けをパスタとコラボ。千両なすの浅漬けにトマト・ねぎを加えてパスタと和えました。
「漬物×パスタ」おすすめ!漬物の塩味をベースに、好みでしょうゆ・お塩をプラスするだけで味付け十分でおいしくいただけます。
ポイントは、千両なすの浅漬けを小さく刻んでパスタと絡めると。写真のカットより小さめがおすすめです。
漬物はアレンジレシピができると購入する機会も増えそうです。参考にどうぞ!
千両なすの浅漬けは、通販でも購入できます。
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