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台湾本読書会のご報告

ささやかなライフワークとして、小さな読書会をカフェなどで開いています。
読書会といっても朗読や批評という勉強ぽい会ではなくて
美味しいお茶を飲みながら喋り合う井戸端会議のような時間。
名付けて「小さな読書お茶会」
第1回は2021年秋でした。数えてみたらいつの間にか11回開催していました。
ご参加、ご協力いただいた皆様、ありがとうございます!

今年最初の「小さな読書お茶会」は2月4日の日曜日、神戸元町の本屋さん1003さんにて。
ふだんは本がディスプレイされている大きな木のテーブルで、7名の参加者さん(+助っ人をお願いした台湾好き仲間2人)と台湾茶をお供に皆んなで語り合いました。


鍋の中には「湯圓」(台湾の白玉団子)が茹でられています

テーマは「台湾」


旅先として魅力的な食、人、街、歴史に加えて、最近では総統選挙や高い投票率(2024.1月総統選:71.86% 。ちなみに日本・2022参議院選:52.05%)が日本でも話題になりました。
私自身、2017年にはじめて旅して以来、心つかまれて「常に気になっているる国」台湾。
それぞれの推し本をお持ちいただく持ち寄りの会でした。

集まった本はこちら。


小説、随筆、ノンフィックションとジャンルはいろいろ。

『台湾生まれ 日本語育ち』温又柔
『「国語」から旅立って』温又柔
『台湾書店 百年の物語』
  台灣独立書店文化協會   訳:フォルモサ書院(郭雅暉・永井一広)
『書店本事』郭怡青・欣蒂小姐 訳:小島あつ子、黒木夏兒
『台湾がめざす民主主義』石田耕一郎
『街道をゆく 台湾紀行』司馬遼太郎
『台湾』伊藤潔
『台湾の若者を知りたい』水野俊平
『歩道橋の魔術師』呉明益 訳:天野健太郎
『台湾はおばちゃんで回ってる?!』近藤弥生子

台湾の社会や歴史、言葉にまつわる本など、知らない本も多くて勉強になりました。
アウトプットとインプットの両方ができるのが読書会の楽しいところ。
日常生活の中で自分の考えを話す機会はあまりないので、実際に会って聞いた話は届く深さが違う気がします。

参加くださったのは、
台湾好きの方、昔行った方、行ったことはないけれど気になるという方、
本好きな方。
我が子と同世代の学生さんは、はじめて台湾を旅したそうです。帰りの飛行機で読んだという本を持って参加してくれました。うれしい!

読書会活動のきっかけになった本


最後に私から『オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと』(近藤弥生子著)をご紹介しました。


コロナ禍真っ只中の2021年に出会い、普通のおばちゃんの私が勢いで読書会を始めたきっかけとなった大切な本です。
帯と副題の「IQよりも大切なこと」に、著者のメッセージが込められています。
社会に関心を持たず、ずっと目の前の仕事しかしてこなかった私。この本に背中を押されて、こんな私でも子どもたちの世代のためにできることがあるかもしれない、そう考えるようになり行動が変わりました。えいっとインスタで「読書会します」と投稿したのがはじまりです。

このことはもっと熱く書きたいのですが、今日はなかなか頭がまとまらないー。


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