ネガティブな自分を上手に扱う
こんにちは。薬剤師・心理セラピストの大西智子です。
「ネガティブな自分を何とかしたいんです」
「どうすれば、ポジティブになれますか?」
「メンタルを強くしたいんです」
という悩みをよく聞くので、今日は、ネガティブな自分を上手に扱う、ということについて書いていきます。
まず、必ず頭に入れておいて欲しいことがあります。それは・・
『誰でもネガティブになる、ということ』
世界中を探しても、ずっとポジティブな人は、一人もいません。誰でも、ネガティブになるのです。では、いわゆる「ポジティブな人」と、「ネガティブな人」とで、一体何が違うのか?というと、「時間」です。
寝ている時間は除いて、起きている時間のうち、どのくらい、ネガティブな時間があるのか?ということです。ネガティブな時間が多いのなら、「ネガティブな人」、少なければ「ポジティブな人」となるのです。ポジティブになりたいのであれば、ネガティブな時間を減らせばいいのです。
では、ネガティブな時間はどうすれば減らすことができるのか?方法は2つあります。
1、物事の捉え方、考え方を変える
2、ネガティブからポジティブに変わる、自分なりのルールがあること
順番にみていきましょう。
まず1つ目、物事の捉え方、考え方を変える。捉え方や考え方を変えれば、それに伴う感情も変わります。
例えば・・今で言えば、コロナで自粛モードになっていますよね。これをネガティブに捉えると、「外出は控えなければいけない、家からあまり出れないなんて、自由がなくなって嫌だ!つまらない!」となれば、おうち時間がストレスになるのです。
これを、捉え方をポジティブに変えますね。「家にいる時間が増えて、掃除など、今まで出来なかったことができるようになった。無駄な買い物をしなくて良くなるし、付き合いだけの表面的な人間関係で悩むこともなくなった。一人の時間を確保できた。」となれば、おうち時間を楽しめたり、有意義に過ごせるようになるんですよね。
一つの物事、出来事を、一方向の視点から見るのではなく、真逆の視点や、別の角度から見てみる、という習慣を、日常からやっていると、思考の切り替えがパパッと早くできるようになり、ネガティブになる時間を減らすことができます。
次に2つ目。ネガティブからポジティブに変わる、自分なりのルールがあること。
感情には波があります。上がれば下がる、下がれば上がる。ネガティブ→ポジティブに波が変化するとき・・・何か「きっかけ」があると、変化しやすいのです。そのきっかけを意図的に自分で仕掛けていくことで、ネガティブな時間を減らすことができます。
例えば・・わたしの場合、ネガティブからポジティブに早く切り替えるには、お茶を飲む、空を見上げる、深呼吸を3回する。(他にも手段はたくさんあります)
これをすれば、気分が上がる!というものをきちんと自分で把握することが重要です。気分が上がるものは、人それぞれ、みんな違います。音楽を聞く、ウォーキングをする、など、自分なりの方法をリスト化しておくと良いです。(^^)
ただし、できれば、自分一人でできるものをリスト化する方がいいです。彼氏に電話する、友達とご飯にいく、というように、誰か他の人が必要なものもあると思いますが、自分が気分を変えたい!というタイミングで、相手が都合よくOKしてくれるような状況とは限らないからです。むしろ、ベストタイミング!なんて事の方が奇跡で、ほとんどの場合は、「今、必要!」というときには、相手にとっては都合が悪いタイミングなのです。
ネガティブになったときの、自分なりの「ポジティブへ導くルーティン」を作りましょう。あとは、そのタイミングがやってきたら、「あ、きた!ルーティンやろー」と、ササッと実行に移すことです。
誰でも、ネガティブになります。ネガティブな自分を「ダメだ!」と否定することも、「わたしなんて」と卑下することも、必要ありません。
初めは慣れないかもしれないですが、自分を上手に扱っていくことで、どんどん「変化」を感じていけるはず。変化を楽しんでいこう!(^^)/
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