「私のこと、わかってくれない」ことは、普通で当たり前!?

こんにちは。

薬剤師・心理セラピストの大西智子です。

今日のテーマは

「私のこと、わかってくれない」ことは、普通で当たり前!?

わたしたちは、みんな、「わかってほしい」と思いながら生きている。

だからこそ、自分に共感してくれる人がいたら嬉しいし、わかってくれた、と感じると、それだけで心が落ち着くことがある。

めっちゃ嬉しいとき、悲しいとき、ムカつくとき・・感情が大きく動いたときほど、わかってくれる人を求めたくなるもの。

だけど・・わかってくれる人、共感してくれる人が、ベストなタイミングで必ずいるとは限らない。また、共感してほしい、共感してくれるだろう、と思っていた相手が、必ずしも共感し、わかってくれるとも限らない。

それゆえに、「私のこと、わかってくれない」と、誰しもが一度は悩んだことがあるのではないかと思う。私自身も悩んだ経験はたくさんある。恋愛、結婚、人間関係、仕事、プレイベートのこと、あらゆる面で。

ここで、視点を変えてみてみる。本当に「わかる」ことは可能なのか??ということ。結論からいえばNO。言葉を通じて、相手に100%わかるように伝えることは不可能なこと。100%どころか、実際は7〜8%しか伝えられない、と言われている。

例えば2人の人がいるとする。一人は、めちゃくちゃ話が上手な人。もう一人はめちゃくちゃ聞き上手な心理カウンセラー。この2人が会話をしたとしても、伝わるものはせいぜい10%ぐらい。つまり、ほとんど伝わらない、というのが現実。

これは、もう仕方のないこと。同じ体験をしないとわからないし、同じ体験をしても、人によって捉え方も違えば、沸き起こる感情も違うし、感情のブレも全く違う。要は、人が違えば違う、ってこと。

ゆえに、「私のこと、わかってくれない」というのは当たり前のこと。これが腑に落ちれば、「どうして、わかってくれないの?」・・とネガティブになることもなくなるし、わかってくれない相手を許せないということも、責めることもなくなる。

となると、コミュニケーションする意味がないのでは?と思うかもしれない。いえいえ。わかってもらえないなら伝えなければいい、っていうものではない。わかってもらえないことを前提に、どうやって伝えたらいいのか?どうすれば、よりわかってもらえるようになるのか?ということを意識することに意味があると思うし、大事なことだと思う。

相手を大切な人だと思うのであれば、相手を理解したい、相手の気持ちや考えをわかりたい、という思いを持つもの。(どうでもいい人は、どうでもいいから興味がわかない。)だから、話をする側が、伝わるように話をしよう、という意識を持って話をすることは、相手にとっても親切なこと。

男性に比べると女性は、共感を求めやすい傾向がある。「私のこと、わかってよ!!」と、相手に強要するのではなく、「どうやったら、私の気持ちや考えが伝わるんだろう?」という思考にシフトチェンジすることで、今まで以上に関係性は良くなる。

彼氏や旦那さん、仕事仲間、友人、家族・・・関わり方について、一度、見直してみてください。良い関係が築けますように。(^^)/



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