見出し画像

幸せのおすそわけ精神がもたらすもの

私は「おすそわけ」という言葉が好きです。

「与える」「あげる」というニュアンスともちょっと違って、
押しつけっぽくなく、日本人らしい奥ゆかしい言葉だと思います。

ラッキー精神で感謝の気持ちが強くなると、
自分が手にしたものをおすそわけしたくなります。

とくに、意図して自分から動いたわけではないのに、
向こうからラッキーが「来ちゃった」感があるときは、
ガツガツしなくなるものです。
なんとなくゆとりが生まれるせいでしょうね。

だから「いっぱいあるから、もしよかったらもらってくれる?」というような感じで、出し惜しみすることなく、太っ腹にもなるわけです。

「これは自分の力でつかんだんだ!もうぜったい離さんぞ」
という人の思考パターンとは、まったく逆ですね。

で、おすそわけをしていると、またいい循環が生まれて、
その先に大きなラッキーが来たりします。

よく「願えば叶う」といいますが、自分だけの成功を願っている場合は、
そこでエネルギーが閉じてしまいます。
1、2回はうまくいくことがあっても、次につながっていかない。

でも、自分の感謝とみんなの感謝がつながっていけば、
全体エネルギーとなって大きな推進エネルギーになる
のです。

画像1

「小欲」「大欲」という言葉があります。
例えば「お金持ちになりたい」という欲望があったとしましょう。

小欲は、自分がお金持ちになりたいと思っている一人称。
お金持ちになって、この人にこうしてあげたいというのは二人称。
家族や友人のためにお金持ちになりたいなら三人称です。
さらに、お金持ちになって社会を豊にしたい、
みんなのために役立てたいと思うのは大欲の最たるもの。
目指しているところが違うだけで、
エネルギーの広がり方が変わってきます。

だから欲望をもつこと自体はぜんぜん悪いことではありません。

ただ、「自分のため」だけで閉じずに、
どんどん広げていくとさらにいい流れになります。

画像2

「自分はこんなにしているのに」と自己犠牲感が生まれる人や
「これをあげるから、わたしにも頂戴」と見返りを期待してしまう人、
「おすそわけ」だと思えば、そんな気持ちが生まれなくなりますよ。

おすそわけ精神を大切に。


~30代女性のための心と体の健康アドバイザー~

この記事が参加している募集

習慣にしていること

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?