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「競争」から離れると、うまくいく7

☆勝敗の判断は「後回し」にする

競争がすべて悪いわけではありませんが、プロセスの段階で
「勝った」「負けた」と一喜一憂していてもあまり意味がありません。

最終結果が良ければ機嫌がよくなるのですから、
プロセスでの競争に重きを置かないほうがいいと思います。
プロセスにこだわらなければ、競争はけっこううまくいくものです。

受験生は、受験日までにやる勉強の内容を全部やることに力を入れ、
点数を取る方法を考えて、そこに力を入れなければいけないのです。

要するにエンドポイントに合わせて、やるべきことをやるということです。

目先のことばかり見て、プロセスのどうでもいい小さな出来事で
「勝った」「負けた」と言っていたら、不機嫌のタネは尽きません。
将来のことを考えて遠くを見ていれば、中間過程での勝ち負けは
気にならなくなり、不機嫌になりません。

これは受験に限らず、仕事でも同じです。
目先のことばかり気にしていると、
ちょっとしたことにもイライラしてきます。
でも、遠くの目標をしっかりと見据えていれば、
目先のことはどうでもよくなります。

目先のことを見ている人は、「今月のノルマが達成できなかった」
「部長に叱られた」ということで悩み、不機嫌になります。
一方、「もっと稼いでマンションを買う」とか
「3年後までにお客さんの数を100人にする」といった
遠い目標を考えている人には、今月のノルマが未達でも、
部長に叱られても深刻な悩みにはなりません。
「来月は頑張ろう」とか「次は叱られないようにしよう」と
すぐに気持ちを切り替えて、遠くの目標に向かっていけます。

不機嫌のタネを減らすためには、目先のことばかり見ないことです。
遠くを見ていれば、いったん不機嫌になったとしても
すぐに気持ちを切り替えられます。

プロセス段階での些細なことに「勝った」「負けた」と一喜一憂しないで、
「結果が出るのはもっとずっと先だ」と考えて、
勝敗の判断は「先送り」しましょう。

競争志向の強い人は、目先の損得にこだわりがちです。
しかし、目先の利益を追いかけると、
長期的には損をする可能性が高くなります。
多くの場合、短期的利益と長期的利益は相反します。
プロセスごとに短期的に得をするよりも、長期的な視点で
エンドポイントで得をすることを考えたほうがいいでしょう。

「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェット氏は、
常に長期的利益を考える戦略をとっています。
彼は短期売買はせず、長期保有です。
多くの投資家は、バフェット氏が長期保有の人だということを
知っています。バフェット氏が株を買った会社は
「きっと長期的に伸びるだろう」とみんなが思い、
その安心感から多くの人が株を買おうとします。

実際、バフェット氏が株を買った会社は長期的に非常に成長することが
多く、バフェット氏は常に世界トップテンに入る資産家になっています。


~30代女性のための心と体の健康アドバイザー~

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