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期待、信用、信頼の永遠ループ(2/3)「信用」

僕のモチベーションの一つに、「ヒトからの期待」というのがありまして、期待をされると頑張れるというか、期待をされないと頑張れないという体質のため、人一倍ヒトからの期待に敏感なのですが、今回はその「期待」から始まる「信用」そして「信頼」のループについて、3章に分けて書いていきたいと思います。(第1章は「期待」についてでした。)

第2章は「信用」について、書いてみます。
皆さんに何か少しでも考えるきっかけになりましたら嬉しいです。

信用とは

信用とは何か、goo辞書の説明は以下の通りでした。

【 信用 (しんよう) 】
1.  確かなものと信じて受け入れること。「相手の言葉を信用する」
2. それまでの行為・業績などから、信頼できると判断すること。また、世間が与える、そのような評価。(goo辞書より)

「信用」は、過去の行為・業績に対して得られるもの、ということです。
似たような言葉で「信頼」という言葉がありますが、「信頼」は未来の行為について使われる言葉になります。
英語にすると信用は"Credit (クレジット) "、信頼は"Trust (トラスト) "で、より違いがイメージしやすいかもしれませんね。

この似て非なる概念の違いについては、友人のJackさんがnote記事にわかりやすくまとめられてくださってますので、参考にされてください。↓

信用は「信頼」への切符

「信用」というのは、相手が「損をしないため」の最低保証の意味合いが強いと思います。家族や親友に対して「信用」という言葉はあまり使いません、「信頼」という言葉の方がしっくりくるでしょう。

逆に、あまり知り合って間もない人や、そこまで親しくない友人に対しては「あの人は信用できる」と言った表現を使います。「少なくとも、裏切らないですよ」「あなたに損はさせないですよ」と言った意味合いで、「信用」という言葉を使われることが多いです。

ですので、僕はヒトから「信用」されることはゴールにしておらず、その先にある「信頼」されることを、人間関係において目標にしています。
あくまでも、「信用」は「信頼」されるための通過点でしかなく、「信用」という言葉を使われているうちは「ああ、まだまだ信頼してもらえてい無い段階なんだな、頑張ろう」と思うようにしています。

信用はどのようにして得られるか

信頼を得るための通過点としての信用、ではどのようにして得られるか。

一番わかりやすいのは、やはり実績・成果で示すことでしょう。
ただし、相手によって「信用」してもらえる実績リストが異なってきます。

自身も高学歴で学歴を重視するタイプの相手であれば、高学歴が相手へ「信用」を得るためのカードになるかもしれませんが、逆に高学歴へのマイナスイメージを持っている相手に対しては、高学歴は「信用」を得るための実績にはなりません。むしろ、泥臭いバイト経験など、苦労して稼いだ経験に対して「信用」してくれるかもしれません。

もっとわかりやすい例で言うと、犯罪集団のボスに「信用」してもらうためには、逮捕された経験、刑務所に入った実績などが「信用」に繫がると思います。
ですので、相手の「信用」をゲットするポイントがどんなところにあるか、ビンゴゲームの数字の穴を開けていくように、要領よく当てていかないと、様々な情報を提供しても相手の信用を一向に得られないことだってあるのです。

先ほどの犯罪集団に信用される話は冗談だとしましても、万人共通でどんな人たちにも信用される行為を、下記に5つ挙げました。

< 万人共通で、信用される行為 >
・相手の「期待」に、実績で応える
・嘘をつかない
・約束を守る
・筋を通す
・相手が信頼する知人が、自分のことを信用してくれている

当たり前のことばかり書いてしまいましたが、これに尽きると思います。

なんと言いましても、やはり「信用」される一番の近道は、第1章で書きました「期待」に実績応えられることでしょう。状況によっては、時には一足飛びに「信頼」まで勝ち得ることができてしまうことだってあると思います。

そのほか、相手が信頼する知人が自分のことを信用してくれている、というのも大きな加点になります。つまり、日頃から誰に対しても誠実に同じ態度や言動でいることで、結果的に多くの人たちからの信用を得られやすい自分の土台を自然と作れていることに繋がっているのだと言えるでしょう。

信用はどのようにして失うか

反対に、「信用」はどのように失われていくのか。これまた当たり前ですが、先ほどの逆のことをすれば失われます。

< 万人共通で、信用を失う行為 >
・相手の「
期待」に実績で応えられず、「期待外れ」になる
・嘘をつく
・約束を守らない
・筋を通さない
・相手が信頼する知人が、自分のことを信用していない

この1つ目の、相手の「期待」に実績で応えられず「期待外れ」になる、というリスクを嫌って、期待値を下げる、または期待をされない方が良い、と考える人がいる、という話を第1章の記事で書いたのですが、僕はそれでも「期待してもらえるならば、期待はしてもらった方が良い」と考えています。

期待に実績で応えられなさそうな状況になったとしても、それまでのコミュニケーションの取り方や、その他の行為(嘘をつかない、約束を守る、筋を通す、など)で信用が担保されていれば、その一つの期待外れだけで大きく信用を落とすことは無いと思います。

ですので、繰り返しになりますが、不必要に期待値を下げるような小手先の期待値調整は、しない方が良いというのが、僕の考えです。

効率良く信用を得る方法

上記のような最低限の態度や言動は踏まえた上で、効率良く初対面の相手から信用を得るために、僕自身が心がけていることは以下の3つです。

< 効率良く相手の信用を得る方法 3つ >
1. 初対面から1ヶ月以内に、相手のためにできそうなことを提案する
2. 期待されたことに対して、仕掛かり状態で良いので、期待された期限よりも早いタイミングで成果物を出す(または、進捗を連絡する)
3. 相手が信頼する知人と繋がる機会があれば、その知人の方に対しても同様に、自分が役に立てそうなことを提案する、または期待に応えられるよう努力する。

1. 初対面から1ヶ月以内に、相手のためにできそうなことを提案する

初対面の時、または出会って1ヶ月以内に相手のために自分ができることを提案しておくと、ニュートラルだった状態から、何かしらの期待をしてもらえる可能性が高くなります。期待をしてもらえたら、信用を得るチャンスです、うまくいけば相手にとって「ハズレではない人」に昇格します。

2. 期待されたことに対して、仕掛かり状態で良いので、期待された期限よりも早いタイミングで成果物を出す(または、進捗を連絡する)

これは、ややあざとい方法ですが、初回の期待されたことに対して、期限よりも早いタイミングで成果物を出すことで、ちょっとした「期待以上」の状態を演出することができ、信用が高まります。

この場合、たとえ完成していない仕掛かり状態の進捗報告でも良く、大事なことは、期待されているであろう期限よりも早く何らかの進捗を見せるコミュニケーションをとるという、行為がポイントになります。

3. 相手が信頼する知人と繋がる機会があれば、その知人の方に対しても同様に、自分が役に立てそうなことを提案する、または期待に応えられるよう努力する。

これは「相手が信頼する知人が、自分のことを信用している」という状態が、より一層信用を揺るがなくするので、相手の信頼する知人の方には、相手の方同様に最善を尽くすべし、という考え方から来ています。


上記の様な3つの行動を、初対面から3ヶ月以内くらいに全て完了できると、ほぼ相手の信用は勝ち得たと言って間違いないと思います。
逆に、初対面から3ヶ月以内くらいにこれらのイベントが重ならない場合、次に信用、信頼してもらうためにかかる労力は、もっと大きなものになると心積もりをしておいた方が良いでしょう。

ですので、長期的な人間関係でありたい相手の場合は、初対面からなるべく短期間で信用してもらえるよう努力をすることをオススメしたいです。

そして、信用から「信頼」へ・・・

ようやく「信用」を得られましたが、信用を得ることがゴールではなく、その先にある相手からの「信頼」を目標としていますので、いよいよ第3章はその「信頼」についてになります。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました!
記事を読み始める前より、皆さんからの信用度が高まっていましたら、嬉しいです〜。

第1章「期待」

第3章「信頼」

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