Tomoki Mori

某自治体の下級公務員。 マイナンバーカード担当

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最近の記事

ぼくの考えた最強の自治体DX

DXは経営の問題行政のDXの目的は住民サービス向上と業務効率化の両立である。DX自体が目的ではない。DXは経営や組織の問題。リーダーの覚悟と決断が必要。ビジョン・ミッションが重要。 デジタルの目的はSDGs(SX)DXの目的は自治体の総合計画の実行ですが、総合計画というか自治体のミッションってたいていSDGsですよね。 https://www.youtube.com/watch?v=Ym4wBYjq9OM&t=110s データドリブンの世界 申請主義への挑戦デジタル化が

    • 石井大地『こうすればうまくいく行政のデジタル化』読了

      グラファーさんのCEO石井大地さんの本を読了。 グラファーさんがUIやUXについてどのように工夫されているのかな?ってことを知りたくて買ったけど。「行政がどのように進めていけばよいか」を実際たくさんの自治体と関わって進めてきた実体験をもとに書かれています。オンライン申請で「どこが使いにくかったか」、「ユーザは最後まで申請したかどうか?」等、改善に必要なデータを取得しているところが「なるほどなぁ」と思いました。付箋たくさん貼ったので自分メモとしてどっかに記しておきます。

      • LGWANシンテレワークシステムについて(随時加筆)

        難民の自治体職員 80万人救う異例の計画テレワークJ-LISの中の人から話がありましたのでパイロットに参加することにしました。他の自治体に参加していただけるようお願いしたりもしました。この記事があがってから馴染みにあるベンダーさんや他自治体さんからお問い合わせがありました。この記事書くまできちんと精読してなかったけど、下記のはちょっとかっこよすぎるかなw 「自治体の現状を批判するだけならだれでもできる。課題解決に向けて行動していくことが大切だ」。J-LISの吉本理事長はこう

        • デジタル庁アイデアボックス

           ナイナイのANNのヘビーリスナーや有吉弘行のSDNのゲスナーとしては、ネタ投稿は大好きであります。 国がデジタル大喜利するということでネタ投稿してます。ラジオネーム(?)はYoutubeLIVEでコメント無双するために変更したものがそのまま使われてしまった。。。 怒られたw初期のネタ投稿。ナイナイのANNの「悪い人の夢」的な。 ヒ□シネタってあかんかった? ミルクボーイネタにするべきだったと反省。 いつもここからネタでもいいと思う。 ちょ、待てよw 一番目にき

        ぼくの考えた最強の自治体DX

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        • 情報ノート
          6本

        記事

          特別定額給付金のふりかえり

          コロナ禍の2020年が終わろうとしている。全国の自治体の情報システム部門は多忙を極めたに違いない。テレワーク 、WEB会議システム、そして特別定額給付金だ。いろいろ私の中で情報を揃ってきたので備忘録として書こうと思う。 まとめると「紙申請に注力して比較的うまくまわせたけど、やっぱりこれから紙よりデジタルだよね」ということである。 特別定額給付金前夜「所得制限等をつけて給付する」という話が4月にでていたと思う。このときどのようなシステムを作るべきかを考えていた。10年前の定

          特別定額給付金のふりかえり

          読書 若宮正子著『老いてこそデジタルを』

          図書館にあったので借りてきました。高齢者のインターネット利用率住民向けのアプリとかサービスを作ろうとするとき、高齢者の対応が不可欠であると考えてます。デジタルデバイドっていう言葉もありますから。 では高齢者のインターネット利用率はどうなんでしょうか?NICT(情報通信研究機構)が調査しています。 最新の情報が上記のものでした。意外と高いじゃないか。と感じましたが、75歳以上となるとやはり減りますね。 エストニアでは若宮さんも参加されているレポートなんだけど、80%超が・

          読書 若宮正子著『老いてこそデジタルを』

          八尾市さんの申請システム

          3つの特徴があると思います。 ①自治体のリソースを判断し業務をハックしたこと。 ②パートナー企業がいること(共創)。 ③AIでオンライン申請不備による時間ロスを抑える工夫をしていること。 職員さんがkintoneやMicrosoft Power Platformを使って自作しちゃう例がいくつもありました。 今回の八尾市さんの特徴は②と③だと感じています。 個人的にもっと注目されてもいいよなぁ、と。特に②共創の部分、このあたりうまくやれる自治体とそうでない自治体とで

          八尾市さんの申請システム

          自治体からの通知物のデジタル化と、それによる加速する民間サービスの連携

          僕の問題意識自治体アプリについて以前かきましたが ああ、僕は通知をしたいんだな、ってことがわかります。そのための手段が自治体アプリですが。 政府CIOポータルのディスカッションペーパーこのような取り組みがありました! 自治体からの通知物のデジタル化!! これが進めば、いろいろ楽しくなる。他言語対応もできるし。きめ細かくなる。 ディスカッションペーパーだそうで。読了したのでとりあえず意見送っておいた。 自治体からの通知物のデジタル化!! これが進めば、いろいろ楽しくなる

          自治体からの通知物のデジタル化と、それによる加速する民間サービスの連携

          マイナンバー制度及び国と地方のデジタル基盤抜本改善ワーキンググループ(備忘録)随時更新

          菅さんのFacebook マイナンバー制度及び国と地方のデジタル基盤抜本改善ワーキンググループ(第1回) 議事次第 議事要旨 マイナンバー制度及び国と地方のデジタル基盤抜本改善ワーキンググループ(第 2回) 議事次第 特にこの第二回の提言は重要だと感じました。

          マイナンバー制度及び国と地方のデジタル基盤抜本改善ワーキンググループ(備忘録)随時更新

          公務員の児童手当の現況届けにおける情報取得フロー(備忘)

          児童手当の現況届け公務員は住所地ではなく勤務地から児童手当及び特例給付を支給されます。 うちの勤務地では、現況届のための所得証明書の提出が必要でした。 「公務員の児童手当のための所得って情報連携で照会できましたっけ?」 って質問をFacebookグループに投稿しました。情報連携で所得を照会しているところ(つまり所得証明書の提出が必要ではないところ)があることがわかりました。うちの公務員の児童手当担当も楽になればいいんじゃないだろうか(というか、所得証明書を取りに行くこ

          公務員の児童手当の現況届けにおける情報取得フロー(備忘)

          自治体アプリを利用したい。

          自治体アプリあれこれ自治体の情報発信については大喜利noteで書きました。 今回はそのつづき。 独自のアプリを作っている自治体が多い。両備システムのi-Blendはさまざまなアプリ(ごみあぷり、カレンダー、プッシュ通知、GPS等)を組み合わせることが可能なソリューションだ。 私の勤務地でもごみ専用のアプリを用意している。統合型ではない。 LINEでいろいろ用意している自治体もある。いろいろ連携できるしね。 理由①住民さんにプッシュ通知したい!ホームページでプッシュ通

          自治体アプリを利用したい。

          東京オープンデータデイ2020で紹介されたもののリンク集。

          東京オープンデータデイ2020に参加しました。zoomの中のチャットで流れていたリンクを貼っていきます。家族と川で遊んだりしながら聞いてましたのですべてのリンクを貼り付けているわけではありません(スクショはたくさん撮りましたが) 地方創生SDGsローカル指標リスト 2019年4月版(暫定版)ローカルSDGsプラットフォーム事業開発者必読!「少なくとも今日のブロックチェーンはスケールしない。けれども希望はあります。(カシリディ氏作)」 仮想通貨ビットコインのスケーラビリティ問

          東京オープンデータデイ2020で紹介されたもののリンク集。

          大喜利 自治体のnoteについてのnote

          kotoのはじまりnoteが法人プランを自治体へ無償提供をはじめました。ってfacebookでシェアされたてから、「自治体でnoteをどのように使えばよいのかさっぱりわからない、自治体にいる?、というお題でnoteを書いてみよう」みたいなコメントしたら「note楽しみにしてまーす」と返事があったので大喜利的にnote書いています ちなみに僕は広報担当ではないので浅い知識と浅い意識で書いてますのでご容赦ください。 自治体の情報発信僕が知っているかぎり、月に●回の広報誌、防災

          大喜利 自治体のnoteについてのnote

          講演メモ 2019/10/04 スマートシティ 令和時代 日本総研 東博暢氏

          これに参加しようと思います。日本総研の東さんが登壇されるとか。そこで以前拝見した東さんの講演のメモを公開します。 まち自体が プラットフォーム dx ユーザが良い体験をするかどうか スマートシティ 住民のQOLをあげる 市民と一緒になっていくやっていくことが必要。 課題が山積み リビングラボ  日本はグローバルの縮図 テクノロジーに対応できる力は高い。 ソサイエティ5.0 人間中心の社会。 SDGS 誰一人も取りこぼさない  スマートシティに取り組んでいく g20 未来

          講演メモ 2019/10/04 スマートシティ 令和時代 日本総研 東博暢氏

          特別定額給付金のオンライン申請の功罪。

          今回の給付金のオンライン申請、最大の罪は、「電子申請は面倒だ」「不備が多いし使えない」という印象を自治体職員に与えたことです。 国は時間がない中、準備してくれたのでしょうけどテストくらいできますよね? 国のシステムの品質基準ってこの程度ですか?これがプロの仕事ですか? 初期のリリースは、シリアル番号のミスは別として、金融機関のUIも用意できてない、添付なしでも申請できるという、白紙の用紙とほぼ変わらない仕様でした。政府CIOサイトにサービスデザインのコンテンツが有りますが?

          特別定額給付金のオンライン申請の功罪。

          20191129 ITカンファレンス

          ITCラボ米田  自治体のICTの利活用  予算検証 見積書のチェック 仕様書のチェック  システムの調達仕様書作成 システムの選定  自治体への支援 2000年代から   汎用機で自治体の業務が動いていた時期。    費用が高止まりしていた時期。    研修の講師として参加していたときに相談を受けたから  ガバナンス 情報セキュリティ システムの運用・サイクル  企画 予算どり システムの選定 開発 運用をしていく。  SNS等 これまでのシステム運用と違ったことが求

          20191129 ITカンファレンス