【アイデア発想本】考えないヒント アイデアはこうして生まれる

放送作家、脚本家、ラジオパーソナリティである小山薫堂さん。

小山さんの企画ってどういう思考から生まれているのかな・・・と次々に出てくるアイデアの源が気になり始め、この本を読みました。

考えないヒント アイデアはこうして生まれる

いつも一つのことだけに集中する、すぐビジネスに結びつける、締切は必ず守る、思いついたことは必ずメモする、オンとオフはしっかり分ける……では、突き抜けたアイデアは生まれない。ガチガチ頭で考えることをやめれば、ひらめきは必ずやってくる。数々の人気テレビ番組を手がけ、スランプ知らず、ストレス知らずで「アイデア」を仕事にしてきたクリエイターが、20年のキャリアをとおして確信した、逆転の発想法。

「考えないヒント」とは?

「考えないヒント」というタイトルは、考えないでもアイデアを出し続けるヒントと解釈しています。

アイデアを出し続けるためには、頭と身体をアイデア体質に整えることが大切だということが本書を読むとわかります。

アイデアマン、クリエイターと呼ばれる人は、みんな同じ「体質」をもっている(鍛えている?整えている?)のではないかな・・・・

本で紹介されている、小山薫堂さんの「アイデア体質の脳と身体をつくるためのヒント」を紹介していきます。

仕事を私事と捉える。私事になっているか自問自答する

まずは、仕事の捉え方について。

自分のアイデアを仕事にしたい、仕事の中でアイデアを形にしたいと考える人は多いのではないでしょうか?

そう思いながらも、仕事は作業に変わっていってしまう・・・

そこでこの一言。

「自分がしたい事」、つまりは「志事」や「私事」なんです。だからあまりプレッシャーを感じることなく、いつも楽しんでいられるのかもしれません。

ゆるキャラブームを生み出したみうらじゅんさんも、小山薫堂さんと共通した考えをもっている人物です。
社会に新しいブームをつくるためには、”自分洗脳=全てはマイブームから”という表現をされていますね。

「ない仕事」の作り方

キーワードは自分洗脳。自分が面白いと思えば見える世界が変わる。見える世界が変われば、出てくるアイデアが変わる。

まずは、自分が楽しむ、面白がること!

ここを基準にできれば、仕事が私事に変わるということですね。

常に今の仕事は私事になっているかを自問自答するようにしましょう!

自分洗脳のスイッチを入れる

アイデアを出すためには、「アイデアモード」に切り替えることが大切です。仕事を私事と捉えるだけでは思考が変わるだけ。

身体をアイデアモードに切り替えることが重要なのです。

小山薫堂さんは、お祈りをされているようです(笑)

テレビの台本を書いていた二十代のころ、一番きつかったときに、いつもこれをやっていました。僕が当時住んでいた家の裏に、誰も手入れをしていない汚いお稲荷さんがあって、そこに行ってお賽銭をあげて、 「お願いします、いいアイデアをください」  とお祈りをするんです。  明け方の締切の何時間前とか、そういう、切羽詰まった状況です。すると、不思議といいアイデアが浮かぶ。

自分の身体をアイデアモードに切り替える儀式(ルーティン)をもっておきたいですね。

新しい発想で世界を変える、自分のアイデアを仕事にしているデザイナーといえば、佐藤オオキさん。

問題解決ラボ

佐藤オオキさんも、アイデアを出すためには、アイデアを出すモードにスイッチを切り替えることが大切で、自分がどうやったらスイッチが切り替わるかを知っておいた方が良いよ言われています。

音楽でも喫茶店でも 、どんな外的要因でもいいのですが 、結局は自分の脳が快適だと感じる 「スイッチ 」をいくつ持っているかが勝敗を決めるのです 。

アイデアモードに脳と身体を整える。

最初からアイデアがポンポン出てくる人なんて多くないはずです。(少なくとも自分は出てこない・・・)

でも、アイデアモードに切り替える習慣を身につけることができれば、おそらくアイデアは出せる!と今は考えています。

スイッチの入れ方は何でも良いのだと思います。

自分ならではのアイデアモード転換スイッチを用意しましょう!

アイデアは自腹をきって進化させる

アイデアを出す人はたくさんいます。でもアイデアを形に変えられる人は少ない。

小山薫堂さん、みうらじゅんさん、佐藤オオキさん、紹介したアイデアマンは、アイデアを形にしています。

さて、何をしているのか?

自腹をきっているようです。

結構大事なポイントだなと改めて思いました。

・アイデアに対していくら投資をするのかを考える。
・アイデアに関連する本を買う
・アイデアに関連する人と会う
・アイデアを実現するためのプロトタイプをつくる

たとえば十万円投じたとしても、それで自分のPRとか宣伝になると考えたら、それはすごく生きた広告です。いつか必ず返ってくる。未来への貯金というのはそういうものです。  ただしそれには、絶対自分が自腹を切らなければだめです
「顰蹙は金を出してでも買え」というのが幻冬舎の社長の信条だそうですが、僕は「夢は金を出してでも買え」と言いたい。  金ごときで買えるものだったら、買っておけばいいと思うんです。  それくらい、どんなことでも、自分自身で経験してみることには価値があると思います

アイデアに金をかけたくないと思っているのであれば、対して面白いと思っていないアイデアであり、そんなに発展させようとも思っていないアイデアなのでしょうね・・・

金ごときでアイデアを進化させられるのであれば!

これくらいの心持ちで、アイデアにこだわっていきたいですね!

まとめ=全てのアイデアは自分次第

こちらは、みうらじゅんさんの言葉

ブームというのは、この「勝手に独自の意見を言い出す人」が増えたときに生まれるものなのです。

①仕事を私事と捉える。私事になっているか自問自答する

②自分洗脳のスイッチを入れる

③アイデアは自腹をきって進化させる

この3つのポイントを紹介しましたが、一言でまとめると、アイデアを形にするのは自分次第ということ。

会社、組織、市場がどうのこうの・・・という話ではなく、

自分がやりたいかどうか?

自分が面白いかどうか?

自分のお金や時間を使って実現させたいかどうか?

ここら辺が何よりも大切!

アイデアを出す覚悟をもって、毎日私事をしていこう!