黒澤 友貴
仮説検証という言葉の危険性
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仮説検証という言葉の危険性

黒澤 友貴

ビジネスでは仮説検証サイクルを回すことが大切である

これは、ビジネスの基本のキとして教えられることだと思います。

仮説をもつことは、問いが生まれ、新しい発見につながります。何も悪いことはないように見えます。

何もネガティブに捉える必要はないように思いますが…

仮説の危険性も認識しておきたい

仮説の扱い方には注意が必要。

最近このように感じることが増えてきたので、考え方の整理と対策をまとめていきたいと思います

ユーザーインタビューに同席をしたり、一緒にプロジェクト進行をしたりする時に「この人思い込み強すぎるな…」と感じる時があります。

思い込みが強い人が進めるプロジェクトは、自分の考えている方向性が正しいと疑わないため、せっかく顧客の声を聞いたり、データと向き合っているのに、予定調和にしか進まない状態になります。

なぜ思い込みが激しく動き続けるのか…

ずっと考えていたのですが、一つ答えが見えてきました。

上記のような特性の人たちから出てくる言葉に「仮説検証」があります。
たとえば、ユーザーインタビューをしたり、データと向き合っている時に、自分の考えている方向性が正しいという材料を集めているわけです。

冒頭に触れた通り、自分なりに仮説を立てて、その考えが正しいことを検証をしようと動くことは、ビジネスの中で大切だと言われています。

良いと言われている行動なので、本人は何も悪いとは思わないし、一緒に動いている人(プロジェクトメンバー)も間違っているよ、と指摘しにくい状態となります(とくに、その人が権威性が強い場合は)

仮説検証にこだわると、大切な情報も見えなくなる

ここまで書いてきた通り、仮説検証にこだわると、自分の立てた仮説が正しいことを証明するために情報を集めることになります。

そのため、自分の仮説と前提が異なる情報が入ってきた時に、この情報は関係ないと排除してしまいます。その情報がどれだけ大切だったとしてもです。

元々の仮説が当たっていれば良いのですが、間違っていれば、最初の前提のまま時間とお金を浪費していくことになります。

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黒澤 友貴
マーケティングトレース主宰/ブランディングテクノロジー(株)CMO/書いた本:マーケティング思考力トレーニング/マーケター1年目の教科書(フォレスト出版)