摩周そば

摩周そば

サムネ画像のタイトルはただの意思表示。僕は蕎麦がとても好きなんです。

さて本題。
2019年7月、8月で撮影・制作したものをまとめます。

※許可を得て撮影しています。無許可での畑への立ち入りは原則禁止です

北海道は道東、弟子屈町の「摩周そば」の花の様子。

 ー屈斜路湖周辺にはたくさんの蕎麦畑が広がっている。付近は火山でできたカルデラ地形ゆえに蕎麦畑はゆるやかな坂となり、その上部からは屈斜路湖を一望できる。
 
 5月ごろ雪解け後に作付けされた蕎麦たちは日々変化する天気の中、雨をうけ日の光を浴びすくすくと育ち気温があがる7月ごろから徐々に花を咲かせ、8月上旬にかけて畑一面を白く彩る。
 
風にふかれてユラユラ揺れる蕎麦の花や、花粉を運ぶ虫たち。その風や虫たちに運ばれた花粉がやがて受粉し実をつけ蕎麦の原料となるー

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可憐で小さな広い花

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蕎麦畑は屈斜路湖周辺のカルデラ地形、広大な土地に広がる

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朝日を浴び

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気温があがる7月下旬から8月にかけて満開となる

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場所によっては小麦とのコントラストも美しい

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人間にはちょっぴり臭く感じる花の香りも虫達には魅惑の香りなんだろう。
蕎麦の受粉の大半は風や虫によるもの。つまりその収穫量は気候によって大きく左右する。

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今年は一気に気温があがり30度を超える日が1週間ほど続いた。不思議なことにいつも飛び回る蜂たちが少なかったようだ。それでも収穫量はまずまずとのこと。風が強く吹く日が多かったことが幸いしたのだろうか。

 そんな話を農家さんと交わした時は8月末。この映像の納品の時。今まさしく収穫した蕎麦を精選している工場現場にて。僕が撮影の時に感じていたことと、毎日現場にいる農家さんが感じていたことについて、いただいた缶コーヒーを飲みながら会話を交わす。

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アスファルトも貫く蕎麦。生命力は強い。



ローカルに向き合う時間と機会をいただけたことに感謝。こうしたアプローチのあとの「たぶん日本で一番早いそば祭り」ですする新蕎麦は格別でした(猪狩さんご馳走さまです!)


お渡しした動画は、摩周そば粉のお取引先である東京の宮本製粉で「摩周そばスペシャルムービー」として使用されています。摩周そば粉は、もちろん地元のお蕎麦屋さんでも使用していますが、その多くは東京のお蕎麦屋さんで使用されているようです。東京で蕎麦をすする蕎麦好きに届きますように。

地方の現場から様々な角度で、いろんな役割で。僕は写真や映像、ガイドを通じて少しづつ少しづつ。



Clients:JA摩周 摩周そば生産組合


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