#10 「ありがとうniseko&sapporo」 2022.2月
2月上旬。約10日間。僕は古巣であるニセコ、札幌方面へと足を伸ばした。特にニセコは約3年ぶりだった。最近のご時世、正直動きずらいところもある。しかしそれでも行くべき理由があった。
何がそこまで行く必要があったのか。僕はこの冬、自分をテストをしたかった。極めて重要なテストだ。どうしても試したかった。
僕はまる3年屈斜路湖で暮らしている。とても充実しているし、きっと恵まれている。周囲の人々や今の環境に感謝してもしきれない。「おかげさま」というやつだ。
ただ、冬の過ごし方、冬にだけ、正直納得のいっていない自分がいた。心の奥の奥、どこかで情熱を注ぎきれていない自分がいた。この冬でその違和感にケリをつけたくなった。コ○ナだかガラナだか知らないが、そんなヤツのせいで行動せずに、この心のモヤモヤを抱え続けるなんて健康上良くない。
だから今年はあえていつも以上に山に入り、好きなことに向き合い、今後の「冬」の生き方、情熱の注ぎ方をどのような形にするか、しっかり行動した上で決めたかった。不明瞭なビジョンの輪郭を捉えたかった。ガイドとしてステップアップしてバックカントリーでのスキーガイドを目指すのか。それとも写真家、フォトグラファー、表現者としての道を歩むのか。シーズン前からの心の悩みだった。生き方の悩みだ。
こんな話、会った皆さんにはほとんど話をしていない。でも、だからこそ、皆さんの自然体な表情、行動、気持ちが僕をプッシュしてれた。
この冬、niseko、sapporo、そして斜里岳。この旅を通じて答えは決まった。行動して、そして人に会うことで自分の道が見えてきた。いつだって答えはシンプルなんだ。身体を動かせば無意識でも身体が反応する。細胞が反応するのだ。いつだって遅くない。
記憶と記録、感謝の気持ちををここにのこしておく。
自分の人生を歩む中で、ご縁があり繋がっているユニークな人も多い。色々あれど好きなことをして暮らす、所謂「もの好きたち」が多いのだ。きっと皆、葛藤しながらも、折り合いをつけたりつけなかったり、美しく生きている。その「生き様」「ライフスタイル」から学ぶことは多くある。
誠に勝手ながら紹介もせていただくので、ぜひ気になる方はクリックしてその先の扉を開いてみてはいかがだろうか。暮らしや生き方の一片が垣間みれる気がする。
Thanks YUTA&EMI
約5日間?6日間?毎日お世話になりました。リリーフランキーのスナックラジオが好きという共通の話題で飯3杯はいけますね。いや、5泊したから3杯ではすまないのだが。
Thanks MAEKEN & WAJI
なつかしの先輩方と久しぶりの会話、セッション。冷静を装いながらも実は胸が熱くなっていました。「最初に会った時から10年くらい経つんだね〜」なんて何気ない会話を交わす。そりゃお互いに白髪も増え歳は重ねているわけで。
WAJIは僕も愛用する板gentemstickのライダーとして活躍している。MAEKENは彼を撮っているフォトグラファーだ。関係性が素敵だ。
Thanks MAKOTO & SPROUT
軽快なトークが魅力の彼。新たな素敵な出会いもあり、そんなことも彼やこの場所、そして経営者の峠さんのおかげだ。
Thanks Niseko Annupuri & Yotei
久しぶりに会い、自分なりのコミュニケーションを交わした2つの山。
Thanks KENNY
ケニーと書いてみたものの、そう呼んだことは一度もない。相変わらず「節」全開で嬉しくなりましたよ。
Thanks TekuTeku & Sapporo local crew
いつもありがとう。そしてはじめまして。温もりを感じた。
Thanks YUTA
彼との出会い。僕のふわりとした何かを大きく揺るがした。そう直感した。のちにアウトプットするであろう斜里岳のトリップ、道東ステイでは連日まぁ飽きずに飲み明かした。明かしてはいないが。そう言っておく。
この場で紹介した人は、たまたま流れで撮影する機会があったので、僕の活動の延長として、このような形で感謝の気持ちを伝えさせていただいた。忘れてならないのは撮影以外でお会いした旧友、先輩、新たに出会った人。みんなありがとう。
人生に迷った時、旅はいい。というか普段の生活からあえて抜けだすことに大きな価値がある。同じ場所にだけいるとどうしても視野が狭くなる。様々な人に会い、人の話をきき、自分の話をして、今の自分を再確認し、俯瞰することが重要だ。僕が僕自身を取り扱う上でそう思っている。
来シーズンの行動が見えてきた。あとはただ、やるだけだ。