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2021年3月を写真でふりかえる

 GWも軽やかにサラッと過ぎ去り、北海道、屈斜路湖にも本格的な春が訪れている。昨日の気温上昇で(この辺でも25度くらい上がった)木々も一気に芽吹き、たった一日で周囲の世界が色気付いた。そして今年はどういうわけかコブシと桜の開花がほぼ同じタイミングなようだ。散歩がてらぼんやり眺めに行ってみようかと思っている。

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 こうしてガイド事務所で文字を打ち込んでいる今も、暖かで穏やかな外の日差しと美しい野鳥の囀りは、春のダラッとまどろんだ自分を許容してくれている気がする。ヒタキ系の声がする。いい声だ。この声、ナニビタキだろうか。わからない。ヒヨドリは今日もピギャーーーと元気で何よりだ。さて、3月を振り返ってみる。


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 3月は結構山にいた。特に前半は濃く、NHKさんのロケサポート隊として10日間程、旭岳周辺にいたのだ。

 奈良亘さん、栃内穣さん、石橋仁さんといった北海道を代表するレジェンドスキーヤー、スノーボーダー。そして狩野恭一さん、青木倫子さん、國見祐介さんといったスペシャルなガイド陣。国内外問わず辺境の地、極地での撮影をこなしきている百戦錬磨の撮影陣。その他山に関わるエネルギッシュで素敵なたくさんの方々。その全ての出会いと過ごした時間はとても刺激的な10日間だった。

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 このふりかえりの場を通じて、記憶と興奮の記録がてら写真を数枚貼っておく。放送を見逃した、または見ることができなかった方は是非ご覧いただきたい。このロケについて自分が多くを語るべき立場ではないわけだが、少なからず撮影した写真からその雰囲気や温度を感じ取っていただけたら幸いだ。

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集合、顔合わせ、打ち合わせを終え山の下見へ。

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 数日前の気温上昇で不安定な状態。斜面の弱層テストを行う。フィールドでの身のこなしやテント内での笑い話まで、山岳ガイドの技術と精神に魅せられた。

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 翌日からの山行にイメージを膨らませる。

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 アタックキャンプ予定地まで移動。

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 設営する。

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 大雪山旭岳の懐に抱かれる。幸福だ。

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 実際半分は停滞日。

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 強風。雪。スノーブロックを積んで風よけをつくったりテントを掘り起こしたり。壁作り、トイレ作り、テントなおし、笑い話、真面目な計画、酒、昼寝。暇でもやることはたくさんある。

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 晴れ予報は逃さずアタック。

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まずは近場の状況を探る。

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 少々ハードな斜面なようだった。

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 別の場所へ移動。自身の経験を踏まえ、自由にルートを想像、計画、実行できるのが冬の好きなところだ。

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この日は日没間際でタイムアウト。後方、ちょこっと見えるのがアタックキャンプ地だ。

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 毎日の日出、日没に立ち会えるのがキャンプの醍醐味。鳥肌がたつほど美しい瞬間が頻繁にある。

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 この日はキャンプ中、最高の天気。もちろん早朝から始動。

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 撮影隊と行動を共にする。重い機材を背負っての山行は弱者の僕はすぐ息があがるが、今回は荷運びがお仕事なので踏ん張る。

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 カメラマンと何度も交信し、狙いを定めてドロップ。レジェンド達の滑りに見惚れる。

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 さらなるパウダーを求めて次の斜面へ。

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 前日からの風を考えて斜面をよむ。

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 沢に溜まったパウダーをあてる。この日は早朝から日没ギリギリまで滑りきった一行。キャンプ地に戻り最高な1日を噛み締め、笑顔で乾杯した。

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 撤収日。背負えるだけ背負う。

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 宿に戻り記念撮影。コマネチしている奈良さんは太陽的存在だ。

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ありがとうございました。


 仕事?旅?を終えて地元屈斜路に戻った僕は、来たるカヌーツアーシーズン前にいくつか行きたい山に行った。

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 3/13斜里岳。

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 3/28海別岳から斜里岳を望む。

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 遠音別岳から続く知床連山。

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 山頂でビールといえばこの人「Hokkaido beer porter」さん。

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 まだまだ行きたりないのだがシーズン前で新しいこともはじめようと色々な企てていると、なんだかんだとやることに覆われてしまうものだ。来シーズンはもっと山や誰もいない自然の中にいたい。と、毎年思うのだろう。



【この記事の関連リンク】

奈良さんの運営するゲストハウス

栃内穣さん、石橋仁さんが出演しているDVD

狩野恭一さんが主宰するガイドツアー

青木倫子さんが主宰するガイドツアー

Hokkaido beer porter








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