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「大阪・兵庫間往来自粛」は誤読ではない!“維新憎し”で「安倍政権擁護」に転向した立憲民主党・リテラの本性

 吉村知事が「国からの指示」として「大阪・兵庫間の往来自粛」要請を出したところ、立憲民主党やリテラが「安倍政権はそんな指示を出していない!」と騒いでいます。

 私はそんな法的根拠もないくだらない指示なんかスルーしていますが、立憲民主党やリテラが「吉村知事の誤読!安倍政権の指示ではない!」と、維新の会をスケープゴートにして安倍政権を実質擁護しているのには違和感があります。

政府は「大阪・兵庫内外の往来」自粛を要請

 今回、リテラが「「大阪・兵庫間往来自粛」は吉村府知事と松井市長の“完全なる誤読”だった! 国からそんな要請はなし 『翔んで埼玉』もびっくり」という記事を書きました。

 「安倍政権は『大阪・兵庫間往来自粛』みたいなトンデモ要請をしていないぞ!悪いのは全て維新の会の吉村知事と松井市長だ!」

という趣旨の記事になります。左翼メディアのリテラもすっかり「安倍政権擁護」になってしまいました。

 しかし、その内容はツッコミどころ満載。例えば、

 文書の下部には〈必要な対策の方向性(案)〉とあり、〈段階1 警戒段階〉として、手指衛生の徹底や休校、イベント中止の呼びかけなどの項目が並んでいるのだが、その中の一つに赤鉛筆で1本の太い線が引かれている。その赤線の引かれた部分には、こう書いてあるのだ。
〈大阪府・兵庫県内外の不要不急な往来の自粛を呼びかける〉
 そう。「大阪府内外の往来」と「兵庫県内外の往来」の、自粛が提案されているのであって、大阪府と兵庫県の間の往来の自粛が提案されたわけではないのだ。

とありますが、常識的に考えて「大阪府・兵庫県内外の往来」に「大阪・兵庫間の往来」も含まれますから、これは決して吉村知事の誤読ではありません。

 しかも、吉村知事のTwitterによると

厚労省から受けたこの提案を重視し、方針を決定した。単なる有識者やコメンテーターが作成したものじゃない。国がこの書類を持って大阪府と兵庫県にわざわざ説明に来て提案された。

とのことですので、今回の指示は国の意向がかなり反映されているのは確実です。

政府の「責任逃れ」に協力する左翼たち

 しかも、リテラの記事は立憲民主党の議員の次のツイートを無批判に引用しています。

〈厚労省に確認をしました。
18日の午前中に大阪府と厚労省、感染推計の専門家と感染者が急増した場合の医療提供体制の整備について意見交換をした。
その際、出席した専門家から、感染拡大を防止する観点から専門家(出席した方ではない)の個人的メモを渡した。→〉
〈→往来の自粛を求める対策も必要だという意見は紹介したが、往来の自粛を求めたものではないし、打ち合わせの場で議論したわけではない。二府県の往来としたわけではく一般的な往来。
つまり、意見は紹介したが、要請をしたわけではないというスタンスでした。〉

 これもツッコミどころ満載です。

 「個人的なメモ(会議で渡したけど)」「要請をしたわけではない(意見を紹介しただけ)」「往来の自粛を求めたものではない(必要だとは言ったけど)」・・・と、まさに典型的な官僚の責任逃れ答弁です。

 また「二府県の往来としたわけではく一般的な往来」と言っていますが、「一般的な往来」に「二府県の往来」も含まれることは言うまでもありません。

 普段は安倍政権の政策をいろいろ批判している立憲民主党ですが、こういう時は維新の会をスケープゴートにして政府の責任を有耶無耶にします。

一体どちらが「エセ野党」なのか

 以前述べたように立憲民主党は政府の法案の殆どに賛成している訳ですから(むしろ維新の会の方が内閣立法への反対は多いとさえいえる)、今回の件も立憲民主党が安倍政権に助け船を出したと解釈するのが妥当でしょう。

 そして、それを無批判に報道しているのが、リテラを始めとする左翼メディアです。

 維新の会は安倍政権の都合の良いスケープゴートにされている感が否めません。

 立憲民主党と日本維新の会とでは、実は日本維新の会の方が安倍政権への対決姿勢は鮮明です。(私は維新の会の支持者ではありませんが。)

 誰かをスケープゴートにするようなことはあまり良い趣味とは言えないでしょう。

ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます。 拙い記事ではありますが、宜しければサポートをよろしくお願いします。 いただいたサポートは「日本SRGM連盟」「日本アニマルライツ連盟」の運営や「生命尊重の社会実現」のための活動費とさせていただきます。