35歳からのウソ日記46
2020年7月13日
ペンは剣よりも強し。
一度は耳にしたことのある言葉ではないだろうか。
英国のお偉いさんが自分の地位を利用して、自分の身を守るために発した言葉であるとかないとか。
私たちの見解では「言葉は暴力より強い」ではないだろうか。
学校では開成だとペンと剣のマークで、慶応だとペンが二本交差しているマークとして使われていたりもする。
学ぶ場所にとってはもってこいのスローガンだと思う。
争いを続けてきている人間の願いや希望でもあるのではないだろうか。
私はたまに思う。
剣の達人にペンを持たせて、剣を一度も持ったことのない人と戦わせたら、この場合でも、
ペンは剣よりも強し。
なのではないかと。
戦いのプロはペンをも使いこなし、一度も剣を持ったことのない人など容易に倒せてしまうのではないだろうか。
そうなると、
剣の達人のペンは素人の剣よりも強し。
となる。
同じ土俵なら、不利な状態でも玄人は素人に負けない。
という意味にでもなるのであろう。
逆に、剣の達人にペンを持たせ、作家に剣を持たせて文章を書かせてみた場合はどうだろうか。
いくら剣先であろうとも、作家の方が良い文章を書くであろう。
剣の達人も良い文章を書きそうなイメージはあるが。
この場合は、
剣はペンよりも強し。
になる。
ただ、意味は、
同じ土俵なら、不利な状態でも玄人は素人に負けない。
と同じになる。
それと勝っている内容は言葉の力だ。
次に剣の達人に剣を持たせ、作家にペンを持たせ、文章を書かせた場合は、
ペンは剣よりも強し。
となる。
いくら剣の達人であろうと、剣先で文字を書くのは大変だろうし、作家にペンを持たせたら、鬼に金棒である。
この話の中でのことわざは少しややこしくなってしまうと反省、後悔。
やはり後悔先に立たずである。
この場合は、
作家のペンは達人の剣より強し(文章の場合)
この意味は、
当たり前のこと。
である。
この逆は言うまでもないだろう。
剣の達人VS作家のペン
この戦いは火を見るよりも明らかである。
ただ、剣の達人の方に非難の声が届きそうではないか。
ペン相手に剣を振りかざすなど、相手が剣の達人であってもやってはいけないことだ。
卑怯者である。
この言葉は剣にまっすぐに生きてきた人ならば絶対に背負いたくない言葉であろう。
なので実は、
剣の達人VS作家のペン
この戦いは作家のペンが勝つのである。
やはりペンは剣よりも強し。
長々といろんな見方でペンは剣よりも強しという言葉を見てみた。
実は私の友達と言葉と暴力どちらが強いかという議論になった時の話の流れである。
私はなんだかんだで暴力だろと主張。
彼は絶対に言葉だと主張。
結果、どの見方をしても言葉という方が強いと私は思った。
そう導いてくれた友達に感謝している。
彼は剣の達人であり、文章を書く仕事をしているという、たまにいる文武両道の極みのような人物だ。
彼の名前は「剛(つよし)」
私は悟ったのである。
ペンは剣よりも強し。
ではなく、
ペンでも剣でも剛が強し。
完
それでは また あした で終わる今日 ということで。
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