三井不動産の東京ドームTOBの行方は

12月になりましたが、押し迫った11月末に入った大きい産業ニュースといえば、三井不動産による東京ドームのTOBと読売新聞への株式譲渡ではないでしょうか。

東京ドームは香港のファンド「オアシス」から取締役解任を伴う経営刷新を求められ苦境だったところ、三井不動産と読売新聞が謂わばホワイトナイトの形で手を上げました。


今後はオアシスが三井にTOBにどのような対応を取るかが注目です。気になったので調べてみたら、今年2月にオアシスが東京ドームの株主向けに見解を出していました。そのペーパーがこちら↓

様々指摘してますが要するに


・ドームの設備ショボい。今や当たり前のLEDやデジタルサイネージなし

・なぜネーミングライツ導入しない

・ドームの客席や個室ショボい

・ドームのグルメショボい

・ホテルの客室、宴会場ショボい

・遊園地ショボい

要するに、都内一等地である場所を最大限に生かしていないじゃないか、というオアシスの主張ですね。

最近東京ドームには行ってませんが、オアシスの資料を見ると明らかに設備もグルメも前時代的なところが多いですね。巨人は店子にしか過ぎないので、読売新聞は株式を保有、球団とスタジアムの一体運営を図ろうとしたのかと推察します。

昨日の東京ドームの終値は1,440円でTOB価格を140円上回っています。オアシスの対応も当然のこと、某有名ファンドも買い進めているという話もあります。自分としては久しぶり注目のTOB、引き続き注目していきたいと思います。


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