芒種 -鍼灸師による、二十四節気養生-
こんばんは、鍼灸師のたかはしです。
今日は二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」にぴったりの養生方法をお伝えします。芒種は梅雨の始まりを告げる時期で、湿気と熱が一気に増す季節です。この時期は特に夏バテに注意が必要です。忙しい毎日を過ごす皆さんが少しでも元気に乗り越えられるよう、東洋医学の観点からアドバイスをお届けします。
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【芒種とは?】
芒種(ぼうしゅ)は、二十四節気の一つで、6月6日頃から6月20日頃までの期間を指します。芒(のぎ)とは、稲や麦などの穂先にある細かい突起のことを意味し、種とは種まきのことを示します。この時期は、穀物の種をまくのに適した時期とされ、田植えも盛んに行われます。
芒種は梅雨の始まりを告げる季節でもあります。湿気と共に気温も上がり、体調を崩しやすい時期です。東洋医学では、この時期の気候変化が体に及ぼす影響を考慮し、適切な養生法を取り入れることが大切だとされています。
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1. 湿気と熱の関係
東洋医学では、湿気(湿邪)は体内の気の流れを滞らせ、熱(熱邪)はエネルギーを消耗させると考えられています。この時期に特有の湿気は、体内に滞留しやすく、これが体のだるさや疲れ、むくみの原因になります。湿気が多いと、脾(ひ)と呼ばれる消化器系の働きが低下しやすく、消化不良や食欲不振を引き起こします。
また、暑さが加わることで体のエネルギーが消耗し、「気虚(ききょ)」という状態になります。これにより、全身のだるさや倦怠感が強くなり、いわゆる夏バテの症状が現れやすくなります。
2. 生活習慣での対策
忙しい毎日でも取り入れやすい生活習慣の改善方法をいくつかご紹介します。
・早寝早起き
夜更かしは体に熱をこもらせる原因になります。できるだけ早めに寝ることで、体力の回復を図りましょう。
・軽いストレッチ
忙しい日々の中でも、少しの時間を見つけてストレッチをすることで、気の巡りを良くし、体のだるさを解消します。
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芒種の時期は、湿気と熱が私たちの体に様々な影響を及ぼす季節です。しかし、日々の生活に少しの工夫を取り入れることで、健康を維持し、夏バテを防ぐことができます。忙しい皆さんこそ、自分の体を大切にし、無理をせず、少しでも快適に過ごせるように心がけてください。
これからも皆さんが元気で笑顔に過ごせるように、鍼灸師としてサポートしていきます。何かご質問やご相談がありましたら、いつでもお気軽にお声掛けください。
以上、鍼灸師のたかはしでした。次回もどうぞお楽しみに!
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