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夏至 -鍼灸師による、二十四節気養生-

みなさん、こんにちは。鍼灸qitrip宮津のたかはしです。今年の梅雨は少し遅れていますが、湿気の多いこの季の健康管理は難しいですね。今日は、東洋医学の視点から夏至の時期にぴったりな「どう食べるか」に着目した養生方法をお伝えします。

夏至と陽気の関係

夏至は一年で最も昼が長く、陽気が最大になる時期です。

東洋医学の陰陽論では、陽は活動、陰は休息を象徴します。夏至は陽のエネルギーが最も強い時期であり、私たちの体も自然に合わせて活動的になると良いとされています。

陽気が盛んなこの時期に活動的になることで、体内の気血の巡りが良くなり、全体的な健康が促進されます。

しかし、梅雨の湿気が「湿邪」となって体に影響を及ぼし、特に「脾(土タイプ)」に負担をかけるため、消化機能が鈍りがちです。このため、食欲不振や消化不良、倦怠感などの症状が現れやすくなります。そこで、食べ方にちょっぴり工夫を加えることで、脾のはたらきををお手伝いすることが大切です。

食べ方の工夫で脾のはたらきをお手伝い

梅雨の時期は、食べるものだけでなく、食べ方にも気を付けることで脾の働きを助け、健康を維持することができます。以下の3つのポイントに注意してみてください!

  1. 温かい食べ物を選ぶ:暑い夏は冷たい飲食物を取りがちですが、これが脾の働きを鈍らせ、消化機能を低下させます。スープやお粥、煮物など、温かい食べ物を積極的に摂取しましょう。特に朝食には温かいものを摂ることで、1日のエネルギーが効率よく使えるようになります。

  2. ゆっくりとよく噛んで食べる:食事を急いで食べると、消化器官に負担をかけてしまいます。一口一口をゆっくりとよく噛んで食べることで、唾液とよく混ざり、消化がスムーズになります。また、食べ過ぎを防ぎ、胃の消化に対する負担を軽減します。

  3. 食後の過ごし方を工夫する:食後はリラックスした環境で過ごすことで、副交感神経が優位になり、消化機能が向上します。例えば、軽いストレッチや深呼吸を行ったり、静かな場所でゆっくりと休んだりすることが効果的です。食後すぐに激しい運動を避け、30分ほどリラックスする時間を取ることが、お腹に優しく、脾の働きを助けます。

梅雨の時期を健康に過ごすためには、食事の内容だけでなく、食べ方や食後の過ごし方にも少し気を配ることが大切です。皆さんも東洋医学の知恵を取り入れて、健やかな夏至をお過ごしください。

鍼灸師のたかはしでした。次回もお楽しみに!

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