【映画】「トロン レガシー」

2010年の米SF「トロン: レガシー(Tron: Legacy)」(ジョセフ・コシンスキー監督)。コレは約30年前の「トロン」の続編だったかぁ。ホントは前編を観たかったけど。

要は、20年前に、デジタルの仮想現実の世界に行って失踪してしまった父親を、青年となったその息子が仮想世界に入って探し出す話だ。「マトリックス」や「スターウォーズ」、「アバター」にも似てる。

デジタルの世界トロン・シティで、フリスビーみたいなものでプログラムと戦ったり、「AKIRA」が乗ってる様なバイク「ライトサイクル」でチーム戦をやったり、背中に“アイデンティティ・ディスク”を付けて、プログラムの女性クオラに助けられたり、まるで3Dゲームの世界だな。

俺はゲームは全くやらなくてキライだったけど、エンタメとして楽しめた。ちょっと説明がクドくて突っ込みどころは多々あるけど。

父親と仲間が作ったデジタルの仮想現実の世界でも、権力欲からクーデターや粛清が起きたり、座禅を組んで概念の宗教的世界に逃げたり、プログラムの女性が気になったり、所詮、人間のやることは昔ながらのアナログなんだねぇ。

父親は“完璧な世界”を目指してコンピュータで仮想世界を作ったけど、プログラムの反逆が起こって、父親はデジタルの世界の荒野で隠遁生活を送らざるを得なくなったわけだけど、やっぱり“完璧な世界”ってのは神の領域で、人間はとてつもなく不完全、あるいは壊れてしまってる存在で、それだからこそ様々な文明や文化が発展してきたわけだよ。

映画の材料にもなる、AIの反逆ってのが起こる可能性もあるかもしれないけど、人間が不完全な存在で、宗教の様な概念を必要とする限り、それはないだろうと睨んでるよ、俺は。

ラストは、仮想世界の女性クオラが主人公と共に現実世界に戻るけど、そんなことが可能なのか?クオラはフツーの女性となってるけどさ。

おっと、製作会社はディズニーかぃ。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。