「戦場のピアニスト」

「道」に続けて、大好きなロマン・ポランスキー監督の「戦場のピアニスト」をやっと観た。

ナチス政権下で逃げ延びるユダヤ人ピアニスト、シュピルマンの生涯の体験記。最後、彼はナチ将校に助けられ、戦後、そのナチ将校はソ連の収容所で死ぬ。

悲劇?だと思うが、生き延びることもやっぱり人間力と運なんだと思う。何かの賞を受けた感動の名作なんだが、なんとしても生き延びてやる!って感じじゃないけどボロボロになりながら秘密の隠れ家を転々とするシュピルマンの様はやっぱりポランスキーらしい。

ポランスキー自身もユダヤ系でアウシュビッツに連行され、奥さん、シャロンテートはマンソンファミリーに惨殺され、近年は少女への淫行でアメリカを追い出されるなどの体験が、一人の人間をトコトン追い詰めて行くような作品を撮らせるのだろうか。

ポランスキーと言ったら、俺的には「ローズマリーの赤ちゃん」「吸血鬼」「反撥」「死と処女」かなぁ。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。