「春画を旅する」

江戸時代の浮世絵の一種、「春画」の起源は、大陸から伝えられた性行為の解説図だという。

実は平安時代から、それらしい絵はあったが、ソレも大陸にあった絵をマネたものらしい。

世界でも、大昔から、男女が絡み合う絵や彫刻が残されており、当然、人類の根源的喜びだったことは間違いない。秘め事があって初めて人類が栄えるわけだからね。

春画の特徴は、絡み合って顔はコチラに向けているが、とにかくアソコが強調されて、デフォルメされ、羨ましいくらいにデカく描かれていることだ。

いわば、当時のエロ本だから、コレを見て慰める男たちも多かったのだろうか。

現代人は多分、見ても何も感じないだろうから、価値観は時代と共に大きく変わるものなんだね。

横に書かれた文字が面白い。
男「それ、こうか〜」
女「あゝ、ふん〜、いくよ、いく〜」
ずぼ〜、にちゃ〜、どっく、ぬら〜、
男「ええ、びっちょり汗になった」(笑)

春画を見て、晴々とした気分になって(?)出陣すると戦さに勝利するという俗説もあり、勝利を導くおまじないとして家のタンスやお櫃に入れることも多かったらしい。

近代の戦争でも、春画を懐中に忍ばせていると弾に当たらないとも信じられていたという。

とにかく春画などのエロスは、人間に大きなパワーをもたらすのである。
エロ万歳!!


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。