「青梅」

「歎異抄」で興味を持ったので、若い時の著作を。

どうしても中年オヤジは、ズバリ“性行為”と出て来る、官能的でエロチックな詩に惹かれてしまうけど、まず言葉ありきの表現よりも、自分自身をさらけ出して、後から言葉が付いて来るようなタイプの詩人ではないかと思った。

つまり、言葉に躊躇なく身体を張ることができるのだ。

鉄道自殺で、線路に肉片が残ってるという一文があるが、著者は、そういう残酷な場面を想像すると、性的興奮が得られるという。

まだまだ若い彼女の、危うくてトンガった感性を堪能することができた。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。