アナキズム

現代において、政治的なアナキズム(無政府主義)なんて絶対に成立することはないと思う。何かの混乱の後に一時的にそういう状態になることはあっても。

コミュニズム(共産主義)もそうだけど、人間が持つ根源的な欲について考慮してないか、甘く考察してることが多いと思う。特定のイデオロギーだけで人間を動かすのは、やっぱり不可能に近い。

ただ、個人的に、もしくは一定の狭い仲間同士の間ではアナキズムは有効だと考える。それは個人の生き方やスタイル、もしくは表現、アートの世界においてだ。

いわゆる市民・社会・革命運動、ダイレクトな主張で世の中が大きく変わるなんてことはほとんどない。体制側をさらに強固にするだけだ。サヨクの革命標榜団体が革命を起こすなんて、あと100年経っても無理であろう。

ところが個人でも、集団でも、喜怒哀楽はもとより、欲や不安等の負の内面でも、それらを文なり、絵なり、音楽なり、彫刻なり、建築物なりに素直に表現した作品は、体制側を揺るがす大きな革命の原動力になったりするものだと思う。

俺は政治ではなく、表現の力を信じたい。

精神的にあらゆる束縛から自由であれ!それぞれバラバラに生きろ!だね。

大杉栄や伊藤野枝、べ反委、エマ・ゴールドマン等の生き方は面白いけど、なるべく漢字を使わない、擬音・擬声語が多い文章は中年オヤジには読みにくいなぁ。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。