青春時代

「私だったら、人間の生涯の最期に青春を持ってくるであろう。
醜い毛虫が姿を変えて蝶になり、愛することと美しくあることの他には心を配らない昆虫に似たものに」
by アナトール・フランス

俺みたいな人間は、青春は暗黒なことが多くて、肝心の将来には、すでに若さを失っているものだけど、それでも、もうすぐ還暦となるので、少々、分別がついている今こそ青春時代に突入するものと考えよう。

肉体の衰えは考えない。
明確になって来る老いも無視する。
金がない分、許容力だけは忘れずに。
若い世代をひがまない、攻撃しない。
年齢に関係なく尊敬できる人には最大限の礼儀を持つ。
イタい人間にならないように努力する。
見分不相応を考える。
ある意味で欲には素直に。
エロは隠れて家で。
常に一歩引いて考える。
他人に左右されずに好きなことはトコトン。
不幸でけっこう、恵まれてなくてけっこう。
所詮皆死ぬと考える。
どうせ変わらん、政治なんかほっとけ。
選挙に行く暇があるなら他にやることがあるだろう。

そして、なるようにしかならん、心配するな。くよくよ悩むな。いや悩んでも良い、だったら解決はなくとも徹底的に。

「絶望に慣れることは、絶望そのものよりもさらに悪いのである」
by カミュ「ペスト」より

脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。